――劇中劇を経験するのは初めてですか?
初めてでした。楓が役者として演じている役を自分も演じるので、“ゼロキス”の脚本には劇中劇の脚本も入っていて。一度に2つの役をやっているような不思議な感覚があって、面白かったです。劇中劇で医者や先生の役をやるときの衣装打ち合わせも楽しかったし、この医者にはどんな背景があるんだろうって、脚本には書かれていないところを考えるのも楽しかったです。
――劇中劇を含め、片寄さんが着た衣装は70着もあるそうですね。その中には片寄さんの私服もあるそうですね。
衣装合わせでは100ポーズくらい着たんじゃないかな。監督さんとも芸能人の楓の私服を見せるっていうところでもリアリティーを感じてほしいっていう話になって。自分も服が好きなので、私物でなにか使えるものがあったらと思って現場にいろいろ持ち込んで、着させてもらいました。日奈々とデートしてる時に着ている青のシャツや、黄色のジャケットを着ているシーンのパンツと靴は私物です。
――スーパースターの楓が、偶然出会った普通の高校生・日奈々にひかれていった理由は何だと思いますか?
自分を受け入れてくれたことが、素直に嬉しかったんだろうなって。楓がおしり好きなところを受け入れてくれるなんて、日奈々って懐が深いですよね(笑)。日奈々は楓にいじられてばかりいるけど、芸能界とは全く違う場所にいる日奈々は、楓にとっていろんなことを忘れられる時間を過ごせる唯一の相手で、すごく大切な人だったんだろうなと思います。
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