これに林は「当初、南アフリカ共和国はいわゆるアパルトヘイト政策を採用していて(W杯には)参加できなかった。でも、ネルソン・マンデラ大統領になったことによって1994年に(アパルトヘイトが)廃止されてるんです。で、1995年のW杯には参加できて、初参加でいきなり初優勝。あれは、南アフリカ共和国が人種差別の壁を打ち破ってみんなが一つになったという象徴的な写真である」と模範解答を見せつけた。
背景にある政治史もからめてわかりやすく説明した林の手腕を「ホントすごいですね!」と“ノーサイド”の姿勢で称えた高橋。
高橋はさらに、ラグビー・オーストラリア代表選手のスコット・ファーディーが釜石シーウェイブスに在籍していた2011年、母国からの避難勧告にも応じず東日本大震災で被害を受けた釜石の人たちのため連日ボランティア活動を行ったエピソードも紹介。
「ラグビーは自己犠牲の上に成り立っているスポーツ。かなり痛い思いをします。それでも仲間のために自らを犠牲にしてボールを守る。だから日常生活でも、困っている人がいたら助けることが選手に根付いているんです」とラグビーの魅力を熱く語り、番組を後にした。
高橋が語ったラグビーの魅力。視聴者からはSNSなどで「泣けた…ラグビーってすごいなぁ」「自己犠牲のスポーツって素敵だな。ラグビーの魅力が少しわかった気がする」といった感動の声が上がっていた。
次回、12月1日放送の「林先生の初耳学」では、元国税局職員の芸能人が“一番得するペイ”を解説。さらに、現役清掃員芸人によるゴミ分別解説の第2弾、1万種類のスイーツを食べたというスイーツフリーク芸能人による絶品チーズスイーツ紹介も送る。
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