Disc3に収録されているのは、97年2月のジュニアヘビー級8冠選手権試合から2001年8月の「G1CLIMAX」参戦までの全14試合です。大谷晋二郎戦、金本浩二戦、高岩竜一の「トンガリコーンズ」3人との試合が入ってます。
若い頃からセンスの塊、持って生まれたプロレスセンスが最高の大谷、先輩相手でもガンガン向かって行き、打撃が持ち味の金本、ジュニアの超竜と呼ばれるゴツゴツしたパワーの高岩。3人ともタイプが違うのでやりがいがあって楽しかったです。
ケンドー・カシンとの東京ドームでの試合もあります。カシンは本当に人とは違う異彩を放つレスラーでしたね。第3代ジュニア8冠統一王者として闘ったサスケとの試合も収録されてます。結果的には創設後約1年で解体となった8冠統一王者の最後のチャンピオンが提唱した自分だったということですね。
98年の長州さんの東京ドームでの引退試合、5人掛けの最後が僕だったんですよ。長州さん、後に復帰されましたけど、あの5人の中に入れてくださったのはうれしかったです。僕が最初に憧れたレスラー、藤波辰爾さんの試合もこのDiscに入っています。
僕をライバルとして見てくれた田中稔くんとの試合もここに入っていますね。当時、ジュニア戦線に殺気を出したくて「新日本ジュニアはぬるま湯だ」と言った自分としては実際に行動を起こしていろんな壁を打ち破らなきゃならないってことでヘビー級に参戦しました。
2000年に引き続き参戦した「G1 CLIMAX」での武藤敬司戦、小島聡戦が収録されています。本当にキツくて満身創痍でした。ジュニアの自分がどこまでヘビーに通用するかという前提があったからこそ、ここまで頑張ってこれたんだと思います。
Disc4には04年1月4日東京ドームでの杉浦貴選手とのGHCジュニアヘビー級選手権試合から2019年石森太二選手とのIWGPジュニアヘビー級選手権試合まで全13試合と19年3月7日の獣神サンダー・ライガー引退会見までが収録されています。
新日本の暗黒期も支えてきた「チャンプ」棚橋弘至戦、組んでよし、戦って良しの盟友、「トラちゃん」ことタイガーマスク戦、ジュニアの外敵で一番のインパクトを残した丸藤正道戦も。
DDTから新日本に来て頭角を表した飯伏幸太戦、当時ジュニアを牽引していたKUSHIDA戦、髙橋ヒロム、タイチ、チェーズ・オーエンズ、ウィル・オスプレイ戦など、ライガー最終章の戦いにふさわしい試合がたくさん収録されています。
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