かが屋“ナンバーワンが多すぎた”2019年から2020年は“もっと面白く”<Interview>

2019/12/24 07:00 配信

芸能一般 インタビュー

「今、キテる!」かが屋にインタビュー


千原ジュニアに褒められたネタ


――いろんな裏側を知ることができました。さて、収録されているコントで、愛着があるものをそれぞれ選出してください。

賀屋:愛着があるものばかりを選んでいるんですけど、僕は「合唱」ですかね。

加賀:これだけ、衣装が違うんですよ。

賀屋:そう。他は白黒の服ですけど、これだけは設定にのっとった衣装です。僕が小学生の時に少年合唱団に入っていたというのもあって、合唱を題材にしたんですね。テレビでもちょくちょくやらせてもらって、「ゴッドタン」(毎週土曜夜1:45-2:10、テレビ東京系)でもやれたので、これをDVDに収録できたのはうれしいです。

――実話も含まれているんですか?

賀屋:エッセンスはあります。僕は教員免許を持っているんですけども、取るために母校に帰った時にやんちゃな中学生がいたんです。体育祭の時期だったんですけど、すごい準備を一生懸命やっていたんです。机や椅子を運んで。その子を呼びだして「頑張ってるね」と言ったら、その後は倍以上に頑張って、また褒められようとして頑張る姿を見た時に、かわいくて。実体験が元になっているかって言われたら、そういうのがもしかしたら入っているかもしれないです。

加賀:僕は「サプライズ」です。これを1本目にしようということだったんですけど、このネタがきっかけで先輩に覚えてもらえたり、千原ジュニアさんに褒めてもらえたのもうれしいかったですし、途中で、女優の木野花さんに許可をいただく必要がある場面があるんですけど、「頑張ってね」と許可してくださったんです。今よりもっとペーペーで、パンパンでも50人ぐらいしかお客さんが入らないような小さな劇場でやっていた頃からのネタなので、愛着はあります。

――その「合唱」か「サプライズ」を今年の「キングオブコント」の1stステージでかけていたら、結果は変わっていたと思いますか?

加賀:ま~ったく思わないです! どの先輩に聞いても「あのどぶろっく(優勝者)はすごかった!」という話になるんですよね。今そう言われて、「合唱」の方が良かったかな、「サプライズ」だったらもうちょっとウケたかなって初めて考えましたけど、今年は勝ってはいないです。

賀屋:本当そう思いますね。(どぶろっくは)トップバッター以外だったら、どこの順番でも優勝していたんじゃないかな。ただ、「合唱」でいうと、「キングオブコント」の予選で一回負けちゃっているんですよ。2017年の2回戦で。