かが屋“ナンバーワンが多すぎた”2019年から2020年は“もっと面白く”<Interview>

2019/12/24 07:00 配信

芸能一般 インタビュー

かが屋の加賀翔と賀屋壮也


自分たちが見てきたいい先輩になりたい


――「キングオブコント」は結果こそ振るいませんでしたが、その後の仕事の幅や内容が一気に広がり、メジャーな方々と一緒の現場に立てました。振り返って、どんな仕事がうれしかったですか?

賀屋:僕は「グランメゾン東京」(毎週日曜夜21:00-21:54、TBS系)に出たこと。大好きなんですよ、木村拓哉さんのドラマが。「GOOD LUCK!!」(2003年、TBS系)の時にめざめて、「南極大陸」(2011年、TBS系)、「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」(2013年、TBS系)、まだ好きな作品はたくさんありますけど、だから本当にうれしくて。地上波の本編にはたった1話の少しだけ、僕しか出てないんで、エンドロールも僕だけ。あれがめっちゃ気持ちよくて面白かった(※動画配信サービス「Paravi」で配信のスピンオフドラマ「グラグラメゾン・東京 ~平古祥平の揺れる思い~」には2人そろって出演)。

加賀:今年は一番を決められないぐらいいろいろありましたけど、ドラマではないですね。僕、出てないから(笑)。一番うれしかったことって言われたら難しいです。んー…、選べない…。ナンバーワンが多すぎた。でも、単純にうれしかったのは、バナナマンさんの単独(ライブ)を見に行かせてもらえて、その場で設楽(統)さんが「はい、これ」ってTシャツを渡してくださったんですよ。その瞬間、「つながったんだ」という気持ちになりました。どうしようもない学生だった僕が、俳優座の楽屋にいる。で、「おはようございます」とあいさつする前に設楽さんの方から、「俺らのこと、好きなんだって?」とニコッとしてくださって、一緒に写真を撮ってもらって。「おい、みんな。やったぞー!」と思いました(笑)。ほかにも、東京03さんのライブに2回も行かせていただいて。

賀屋:しかも、1回は見て、もう1回は出た(※「東京03第21回単独公演『人間味風』」東京追加公演の「東京03×第七世代」で12月6日に出演)。

加賀:ピースの又吉(直樹)さんにもお会いできて。又吉さんが「かが屋って子がいる」と言ってくださった縁で、西加奈子(ベストセラー作家)さんにも会えて。

賀屋:キリがないよね。(実名を挙げて)他のは思い出に残ってないのかって言われちゃったら悲しいし。

――2020年はどんな年にしたいですか?

加賀:僕たち2人は27歳になる年なんですね。27歳って、大人ギリギリって感じがするんですよ。若さが最後で、ここから渋くなっていくと思うんで、先輩になっていくんじゃないかと。今年よりもっと面白くなっているなって思ってもらえるように、絶対に後輩よりネタを作って、ご飯をおごって、自分たちが見てきたいい先輩になりたいです。

賀屋:単独ライブは、来年も行われます。で、いろんな人が見に来てくれるんじゃないかと思ってます、来年は。いやっ、来年も。期待を超えるのはもちろん、いろんな人に面白いかが屋を見てほしいですね。

写真・文=伊藤雅奈子