――「キングオブコント」優勝から2度目の冬を迎えました。漫才の「M-1グランプリ」も同じく、優勝者は全国に生放送されている最中から、マネジャーの携帯に仕事の依頼が殺到して、鳴りやまないと聞きますが…。
秋山:聞いたところによると、今はメールとLINEらしいですよ。僕らの場合は、実際にどんな内容の仕事が来たかまでは知らないですけど。
――仕事内容、生活はこの1年強でガラリと変わりましたか?
秋山:2日後に「ノンストップ!」(毎週月~金曜朝9:50-11:25、フジテレビ系)に出たんですけど、お台場で家族づれから「見てました」って声をかけられて。当然のように「テレビで見たよ」って街で声をかけられる感覚がすごい不思議で。
岡部:お台場のは「さっきまで生で出てたのに、なんでここにいんの?」って気持ち悪かったです。ワープした家族みたいで(笑)。
秋山:出掛ける用意をしながら見ていたとか、状況はいろいろあるからね。そういうのが徐々にじゃなくて、「キングオブコント」を境に突然増えたんです。
岡部:僕は、食べる仕事が今になってこんなに増えるとは…。コント師なんで、もっとお芝居の仕事をやれるのかなぁと思っていたら、もっぱら食べる仕事。有吉(弘行)さんの「有吉ゼミ」(毎週月曜夜7:00-8:00、日本テレビ系)とかで、めちゃくちゃ食べています。
――“ワタナベ芸人”は、毎年コンスタントに爆食系番組に出ますよね。
秋山:確かに! あばれる君さん、ギャル曽根さん。社風なんですかね。
岡部:石塚(英彦)さんを頂点とした“食べ芸人”ね。
菊田:僕は31歳の時に「キングオブコント」を取れたんですけど、やっと周りにいる31歳・男性並みの生活ができて、こんなに楽しいものなんだって実感しました。こんな服買えるんだって。ちゃんと働いている人はすごいなって思いました。こんなに稼いでたんだって。変な感じでした。
――優勝者ですから、同世代の平均男性より稼いでいるでしょう。
菊田:いや、いや。まだトータル的にはたぶん、32歳(現在)・男性の方が多いと思いますよ。
岡部:(菊田は)服を買えるかどうかが基準なんですよ。生活の中心が服なので。
菊田:服を買えなかったら僕、死にますね(笑)。
――結婚したのも優勝して収入が定まってきたからですよね。
菊田:そうですね。もういいでしょ、って。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)