11月27日に「第31回フジテレビヤングシナリオ大賞」の大賞および佳作作品が発表された。
同賞は、脚本家の登竜門として知られ、これまで坂元裕二や野島伸司、野木亜紀子ら有名脚本家を輩出してきた。
応募総数1733編の中から大賞を受賞したのは、中村允俊さん(28)の「パニックコマーシャル」。
CM制作現場を舞台にしたワンシチュエーションのバックステージコメディーで、実際に起こりうる数々の展開を緊張感とともに、コミカルに描いている。また、ドラマ化も決定しており、12月16日(月)(夜1:15-2:15、フジテレビ)に放送される予定だ。
中村さんは、中学時代に小説を書くことが好きで、大学時代に劇団と出会い、そこで脚本と演出を担当するようになったことから独学で学び、シナリオセンターにも通って脚本を書いているという。
今後ご一緒してみたい俳優はいますかという質問に対しては、堺雅人の名前を挙げた。その理由として「舞台ですごく面白い俳優さんが好きだから」と明かした。
ほか、佳作は3作品で、上田迅さんの「藁の上の禿頭」、四反田凛太さんの「東京まではあと何歩」、遠藤大輔さんの「ヒトノカケラ」が選ばれた。
おしゃれなCMを作ろうと燃えるクリエイティブディレクターの新倉(赤楚衛二)は、発泡酒“ビアライト”のCM撮影に臨んでいた。しかし、そこに頭の固い宣伝部長の石瓦(田中要次)が現れ、次々と修正の指示を出す。現場の空気は最悪になるが、原点に返った新倉は、賞を取るためではなく、“ビアライト”をいかによく見せられるか、もう一度CMを作ろうと立ち上がる。
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