大晦日の風物詩「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の年越し特番「笑ってはいけないシリーズ」が、令和元年の今年も12月31日(火)に放送される。年末特番の放送として14回目を数える今回のテーマは「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時」。
レギュラー放送の「ガキの使い」は放送開始から30年続く長寿番組で、昨年末に放送された「絶対に笑ってはいけないトレジャージャンター」のDVDも“通算500万枚突破記念”と銘打たれて発売中だ。どの数字を見ても驚嘆に値するが、出演者であるダウンタウンの浜田雅功と松本人志、月亭方正、ココリコの遠藤章造と田中直樹の5人の平均年齢が50歳を超えていることにも驚かされる。
今なお体を張り続け、過酷な24時間の収録に挑み続ける方正、遠藤、田中の3人にとって「笑ってはいけないシリーズ」「ガキの使い」とはどんな番組なのか。また、彼らが感じるダウンタウンのすごさとは何か。レギュラー放送収録前の楽屋で3人を直撃した。
――まずは昨年の“トレジャーハンター”を振り返って、特に印象に残っている場面を教えてください。
遠藤:木村祐一さんが松本さんに対する思いを熱く語る一方、浜田さんに対しては全然気持ちがないっていうくだりです。涙を流しながら松本さんへの愛を語る姿は…普通なら絶対に笑っちゃダメな場面でしょうけど、こんな笑いもあるのかと。誰も損しない、いい空間でしたね。
方正:僕は井上尚弥くんが出たところかな。ああいう本当に実力があって人間的にもすごい人たちが登場すると、いつも「おおっ~!」ってなるんですよ。(考古学研究所所長役の)古舘伊知郎さんもすごいレベルの人ですよね。そういう人たちが、僕たちを楽しませるためにやってくれるというのはすごい幸せやと思います。
――古館さんから「古舘伊知郎とかけて何と解く?」と謎かけを振られていましたね。
方正:ありましたねぇ。ああいうのがあった後、待機室で「何て言うたらよかったんかな…」とか考える時間があるんです。何か起こった後で「ああそうか! スタッフはこういうことをやってほしかったんか」って考えるんです。スタッフと僕らの間の“心理戦”みたいになってるから、うまくいかなかった時は引きずることもありますよ。
田中:“心理戦”に当てはまるのか分かりませんけど、僕は「出演OKダービー」の細川ふみえさんのマネージャーさんのところで笑ってしまいました。一日中収録していると、スタッフさんの仕掛けではない…かもしれない、想定外のシーンが生まれるんですよ。そういう時に「ここが膨らんでいくんだ」みたいな発見は毎回楽しみにしています。
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