「左ききのエレン」では、広告業界を舞台にクリエイターたちの葛藤がつづられる。そこで象徴的に描かれる2人の天才、神谷と柳。伸び伸びとした発想やチームでの仕事を大事にする神谷と、自らの才能のみを絶対視し周囲を蹴散らしなぎ倒す柳…2人の仕事への向き合い方は180度異なる。
だが、神谷が「万全なんて一生来ねぇぞ! クソみたいな日にいいもん作るのがプロだ」と語れば、柳は「自分は明日死ぬ、そのつもりで作れ。何か残して死ね!」と吐き捨てるなど、作品を生み出す熱意には共通する点も。クリエーターの魂が宿る名ぜりふの数々も、ファンの心を揺さぶっている。
第8話「才能がなかったんだ」は、MBSで12月8日(日)、TBSで10日(火)に放送する。
柳の下で働く光一は、がむしゃらに努力していた頃とは一変し、取引先からも恐れられる存在となっていた。周囲が心配する中、営業の流川俊(吉村界人)は園宮製薬のリブランディングの案件を光一に任せることに。そこには、退社した神谷がかつて流川に託した思いがあった。
一方、ニューヨークのアトリエを去ったエレンが向かった先は、かつて光一に出会った横浜。学生時代に通っていた馬車道美術学院を訪れ、学長の海堂(般若)から現在の光一の活躍ぶりを聞かされる。しかし、彼の作品を目にし、違和感を覚える。
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