主題歌を歌うP!NK。彼女の歌が「ドクターX-」とマッチするのは必然だった⁉

2019/12/05 18:35 配信

音楽

現在放送中のドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日系)。米倉涼子主演で2012年にスタートした本作も、今回で第6シーズンを迎えた。そこで主題歌に起用されているのが、アメリカの人気アーティスト・P!NKの「ソー・ホワット」。力強い歌声とメッセージに、知らず知らずのうちに大門未知子の姿を重ねている人も多いのでは…? それもそのはず、ファンの間では“姉御肌”として知られるP!NK。そんな彼女の功績と驚きのエピソードを紹介します!

P!NKアー写


アメリカ音楽シーンを代表する歌姫の1人


2000年にアルバム「キャント・テイク・ミー・ホーム」でデビューして以降、これまでにアルバム8枚、シングル38枚をリリースしているP!NK。全世界でのアルバムトータルセールスは6千万枚、シングルセールス1億3千万枚を誇るほか、3作連続で全米アルバムチャート1位を獲得、グラミー賞3冠という華々しい経歴を持っている。

今回、ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日系)の主題歌となっている「ソー・ホワット」は、2008年リリースのアルバム『ファンハウス』からのリードシングルとして発売された1曲。全米シングルチャート1位、US iTunesビデオチャート1位を獲得したことに加え、ミュージックビデオの再生数は3億回以上の大ヒットを記録している。

<旦那とはもう終わっちゃったかも。だって彼が今どこにいるのか分からないし)>という衝撃的なフレーズから始まる曲で、当時の彼女も2006年に結婚した元モトクロスレーサーの夫、ケアリー・ハートとの別居が噂されていた。だが、この曲のMVに彼女は別居中の夫・ケアリーを起用。それについて、当時は「“旦那がいなくなったのよ”って歌うとウケるかなと思って」と話していたP!NKだったが、のちに「MVでの共演を口実に、彼とまた会えることがうれしかった」とキュートな一面をのぞかせている。

そんなP!NKとケアリーの結婚は、P!NKからのプロポーズがきっかけであることは有名な話。それも、モトクロスレースに出場中だったケアリーの応援に駆けつけたP!NKがコースに侵入し、走行中のケアリーに向かって「私と結婚してくれる? 本気だよ!」と書いたボードを掲げるという、前代未聞のプロポーズを行った。ちなみに、「ソー・ホワット」のリリース当時は別居説が流れていた2人も、この曲のMVでの共演を機に復縁。今では2人の子供にも恵まれ、“おしどり夫婦”として知られている。

「ソー・ホワット」だけでも話題に事欠かないP!NKだが、アメリカの音楽シーンにおいてさまざまな功績を残してきた。それはアルバムやシングルのセールスに留まらず、ライブにおいても同様。中でも2009年に開催された「ファンハウス・ツアー」は、オーストラリアだけで66万人を動員。同国において史上最大のソロツアーとなり、2011年度版のギネス世界記録に登録された。

また、2013年には「最も稼ぐミュージシャン(年収約35億円)」としてアメリカの経済誌「Forbus」に掲載されたこともある彼女だが、2018年3月から2019年8月まで行われた「ビューティフル・トラウマ・ワールド・ツアー」における興行収入は、P!NK史上最高記録となる約3億9730万ドル(約423億円)に到達。彼女のお家芸でもある、空中ブランコを使ったパフォーマンスをはじめ、シンガーとは思えないアクロバティックな演出で世界中の人を魅了しただけでなく、2018年の「最も稼ぐ女性セレブ(年収約59億円)」として再び「Forbus」に登場。さらに、2019年11月には米ビルボードが選ぶ「レジェンド・オブ・ライブ賞」を受賞した。

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