“満は、イエスマンに囲まれている偉い人たち相手に、発言をことごとく否定し、異論を唱える家庭教師のような仕事を思いついたことがあるらしい”…え、これ思いつく満、天才ではないか?しかも、満ならできるんではないかと思わされる説得力がある。満のポテンシャルの高さに脱帽。
しかし、綾子がよかれと思って持ってきた満への仕事に対して満は、「やりたくない」とへそを曲げてしまう。
そこまでが本当に満らしい。満は、お母さんから「宿題やりなさい!」と言われたら「今からやるとこだよ!」と怒るタイプだ。自分の仕事は、自分で決めたいだろう。
でも、満は悩んでいた。否定はしていたが、珈琲店を諦めてしまったことに未練があったのだろう。自分だけ前に進めていないような気がして、周りに置いていかれてるような、孤独感があったのではないだろうか。
ずっと出前をしていなかった近所のラーメン店が、ついに出前を始めたように、心に張りつめていた糸が切れるような、何かが弾けるような変化が満に訪れるかもしれない。
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