オズワルド、“M-1”一点張りでつかんだ切符「ちゃんと聞いて笑ってほしい」<M-1グランプリ2019>

2019/12/19 08:00 配信

バラエティー インタビュー

「そこまで来たら運命」


2019年を振り返り、「周りの人の優しさに気付かされた」と語るオズワルド


――他のファイナリストの中で意識しているコンビは?

畠中:からし蓮根ですね。ファイナリストの中で唯一の後輩なんですが、いま勢いがすごいので。

伊藤:4月ごろにライブの合間に喫煙所にいたら、後輩が寄ってきて「伊藤さん聞きました? 今年のM-1はからし蓮根の優勝で決定したらしいです」って(笑)。それくらい東京でも名が轟いているんです。

畠中:その後輩のためにもからし蓮根に優勝してほしいです。

伊藤:後輩を「ウソつき!」と責めたくないので。

――敗者復活で勝ち上がってきたら脅威になると感じるコンビはどこですか?

伊藤:みんな面白いので怖いですけど、トム・ブラウンさんですね。僕らは準々決勝のネタ順がトム・ブラウンさんの次で、準決勝は勘弁してほしいと思っていたら、まさかの準決勝もトム・ブラウンさんの次だったんです。もし敗者復活で上がってきたら、また僕らの前な気がするので。

畠中:でもそこまで来たら運命ですよね。

伊藤:トム・ブラウンさんはウケすぎるので怖いんです。でも僕らもその空気を立て直して自分たちの空気にした…と誰もホメてくれないので自分で言います。

畠中:誰かホメてほしいです。

――優勝賞金1000万円の使い道は?

伊藤:300万円は家族に渡し、50万円はNSC(吉本の養成所)に入るときにお金を貸してくれた幼なじみの母ちゃんに渡します。残りのうち50万円は芸人たちと飲みに行き、ラストの100万円は昔バイトしていたキャバクラで1日で使い切ります。けっこう遊べるはずです。

畠中:実家が昆布漁師なんですが、町全体で昆布を採りすぎて、この2~3年まったく漁ができなかったらしいんです。なので賞金を全部渡して、「しばらく昆布は採らなくて大丈夫だよ」と言いたいです。