オズワルド、“M-1”一点張りでつかんだ切符「ちゃんと聞いて笑ってほしい」<M-1グランプリ2019>

2019/12/19 08:00 配信

バラエティー インタビュー

「周りの人の優しさに気付かされた」


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――2019年を振り返って、一番つらかったことや苦労したことは何ですか?

伊藤:厳密には2018年末なんですが、去年のM-1で3回戦で落ちたことが悔しすぎて、その日浴びるように酒を飲んだんです。その結果、翌日の新劇場・ヨシモト∞ドームのこけら落とし公演を丸々トバしまして…。劇場のカフェのコーヒーを200杯売るというペナルティを課せられました。畠中も巻き込んでしまって。

畠中:僕は遅刻してなかったんですけどね…。

伊藤:同世代が準々決勝や準決勝に出ているのに、俺は何をやっているんだ…と。でも、芸人さんもたくさん買いに来てくれたりして、周りの人の優しさに気付かされた出来事でもありました。

畠中:僕はずっとお金がなくて…。元々1人で住んでいた部屋に後輩芸人を2人入れて、6畳の部屋に180cm超えの男3人で住むことになりました。決勝に行けたのでなんとか引っ越して、8畳の部屋に住みたいです。

――M-1出場に向けて、周囲の芸人や先輩芸人の方などから何かアドバイスはありましたか?

畠中:いろいろな先輩にお世話になっていますが、一番はゆにばーすの川瀬(名人)さんです。

伊藤:僕らが決勝に行けたのは、50%は川瀬さんのおかげだと思っています。川瀬さんの後輩の中で、一番“川瀬イズム”を持っているのは僕らですね。

――“川瀬イズム”というのは?

伊藤:言葉にするのはアレですが、「あまり表に出してはいけないもの」「隠し持っているもの」です。いろいろなライブに出るように勧めてくれたのも川瀬さんですし。川瀬さんの写真は絶対に踏めません!

――最後に…M-1グランプリ・決勝へ向けた意気込みを一言で!

畠中:5年前にコンビを組んだ時の目標「M-1決勝!」が達成できたので、目標を「M-1優勝!」に変えさせていただけないかな…と。

伊藤:話が違う!と思われるかもしれませんが、ここは一つ。

畠中:人間って欲張りですよね。

伊藤:欲が出るものなので。申し訳ないです。「(すごく腰を低くしながら言う)」と添えておいていただけるとありがたいです。

――ありがとうございました!

なお、本番のネタ順は2017年より導入された笑神籤(えみくじ)方式。毎回クジを引き、呼ばれたコンビがそのままネタを披露。1組ずつネタ順が決定していくことになる。さらに今回からの新ルールとして、笑神籤の中から「敗者復活組の札」が選ばれた時点で敗者復活組が発表される。