2015年にグループを結成。6つの原石と音域、そして6人それぞれ個性が出せるようにという意味が込められた「SixTONES」という名をジャニー喜多川氏から授かった。
最年長の高地優吾は結成された時、「SixTONESという名前をもらって、これで失敗したら事務所をやめる」という気持ちでいたという。今やSixTONESのまとめ役でもある田中樹は、先が見えない状況にあっても、「メンバーに信頼がめっちゃある。もっとすごい人いますよ、先輩にも。ただチームを組むにはあいつらが一番だと思ってたから、俺は」と、5人に全幅の信頼を寄せていた。
やっと見つけた最高の仲間たち。人生を懸けられるのはSixTONESしかない。これが本当のラストチャンス。もはや迷いはなかった、と彼らは当時を振り返る。
迎えた今年8月8日。19年ぶりに300人以上のジャニーズJr.が一堂に会したコンサート「ジャニーズJr.8・8祭り」が東京ドームで行われた。そして、その夢のステージで、SixTONESがSnow Manと同時デビューをするという衝撃的な発表がなされた。
しかし、涙を流し祝福するファンの熱狂の中、彼らの顔には、なぜが笑みはなかった。あまり言葉を交わすこともなく、思い詰めた表情を見せる彼らには、簡単には言い表せない万感の思いがあったようだ。
そして、デビュー発表を経て始まった、ジャニーズJr.として最後となる全国ホールツアー。その合間を縫う様に、X JAPANのYOSHIKIがプロデュースするデビュー曲『Imitation Rain』のレコーディング、そしてMV撮影。新たなステージへ向かうための大切な準備に向き合う彼らは、現在多忙を極めている。デビューへの不安や葛藤を抱きながらも、現場から伝わるのは並々ならぬ意気込みと闘志だった。
デビューを目前に控えた彼らは今、どんな思いを抱え、何を語り、いかに羽ばたくのか、世界から期待がかかる6人が刻む新たな歴史の瞬間を目撃する。
※高地優吾の「高」は正しくは「はしご高」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)