女子プロゴルファーの渋野日向子選手が、12月8日(日)放送の「情熱大陸」(毎週日曜夜11:00-11:30、TBS系)に登場。激動の1年を過ごした、“スマイリングシンデレラ”渋野選手の素顔に迫る。
小学2年生からゴルフを始めると同時に、ソフトボールも始めた渋野選手。名門・作陽高校(岡山)に入学し、高校2年生の時には団体で高校日本一に輝く。
高校卒業後の2017年にはプロテストを受験するが、結果は不合格。自信を持って臨んだだけに、ショックは大きかったという。そこで現在の師匠でもある青木翔コーチと出会い、翌年のプロテストには見事合格。プロの仲間入りを果たした。
そして迎えた2019年8月、日本人として史上初めてアメリカツアー・メジャー大会の全英オープンを初出場で制する。日本勢42年ぶりの快挙となる優勝で、一夜にして大きく変わった渋野選手の人生。
トレードマークの笑顔から“スマイリングシンデレラ”と呼ばれ、帰国後はゴルフ界だけでなく日本中を巻き込んだ“しぶこフィーバー”が湧き起こった。
全英オープン優勝後、大会に出場すれば渋野選手を一目見ようと、多くのギャラリーが駆け付ける状況に。そんな中でも、デサントレディース東海クラシックでは8打差を逆転して優勝するなど、その勢いを見せつける。
だが、「全英オープン以来、パターで手が震えるようになった」と話すように、知らず知らずのうちにプレッシャーに襲われていく渋野選手。
取材中、「笑顔が少なくなった?」という問いに対して「私も人間だから、毎日毎日ずっと笑っていられる訳じゃないです」と苦悩も明かす。
そんな渋野選手の強さの秘密について、プロテストに落ちてから彼女の指導を続けてきた青木コーチは「素直さ」と「継続力」と分析。
プロテスト合格前から続けているパッティング練習は、どんなに時間が遅くなっても必ずやり遂げてからコースを後にするという。その理由を「不安だから」と語り、全英で優勝しても、賞金女王争いをしていても、引退するまで続けるとコーチと約束した。
残り3試合となった今シーズン、全てで優勝争いをと意気込んで臨んだ大会でまさかの予選敗退。人目もはばからず涙を流し、会見では「賞金女王にはほど遠い」と弱気のコメントも。
しかし、次の試合で見事優勝を果たし、女王の座も見えてきた渋野選手。番組では、賞金女王争いを懸けた今年最後の戦いとなる、リコージャパンカップに密着する。
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