中村倫也、神木隆之介&浜辺美波に「二人ともマジメだねぇ(笑)」【<屍人荘の殺人>連載】

2019/12/08 12:00 配信

映画

映画「屍人荘の殺人」で葉村譲を演じた神木隆之介撮影=横山マサト


映画「屍人荘の殺人」で剣崎比留子を演じた浜辺美波撮影=横山マサト


大学のミステリー愛好会の会長・明智を演じた中村倫也撮影=横山マサト


これまでの人生で一度も慌てたことがない(中村)


――最後に、劇中では葉村と明智が比留子の誘いで向かったロックフェス研究所の合宿では、予想を超えた出来事が起こっていきます。ご自身がそういった異常事態に巻き込まれたら、どう対処すると思いますか?

神木「僕は分析したくなりますね。慌てているときこそ落ちついた方がいいし、ピンチのときに感情で動いてもいいことがないと思うので。今の状況がよくなるのか、対処法を考えると思います」

中村「オトナやなぁ(笑)」

神木「いやいや、そう考えるようになったのは、映画『3月のライオン』をやってからですよ。それまでは普通に『ヤバい、ヤバい!』って、大騒ぎしていたと思います(笑)」

中村「なんで、そう思うように変わったの?」

神木「プロ棋士の先生から、将棋で負けると思っても、落ち着いてミスをしないで、最善を差していけば絶対に何かある、と教えていただいたので。その言葉は大きかったですね。でも、美波ちゃんは普段から落ち着いているし、焦らなさそうだよね?」

浜辺「多分、私は全く焦ってないように見えて、頭が回らなくなるタイプですね(笑)。今回の撮影でもお二人がいきなり本番で予想外のことをやってこられたときも、顔には出てなかったと思と思いますが、心の中では焦りまくりでしたからね」

中村「べーさんは焦ると『大丈夫です』って言う回数が多くなる(笑)」

浜辺「大丈夫じゃないときほど言ってしまうやつですね(笑)。だから、この映画のような危機的状況になったときには、多分、一番最初にお亡くなりになるタイプだと思います」

神木「僕が想像するに、倫くんはその状況を楽しんでしまいそう(笑)」

中村「みんな危機的状況になると、何らかのスイッチが入って変わるじゃないですか。例えば、隆のように冷静になる人と、ベーさんのように焦りまくりながら『大丈夫です』と言う人がいるとしたら、僕はその場にいない人になると思いますね。指揮官がいれば、参謀や兵隊になる人もいると思うので、そこにいない役回りを埋めようとする気がします」

神木「見方が冷静(笑)」

中村「俺、これまでの人生で一度も慌てたことがないんでね」

浜辺「すごい、そうなんですか!」

中村「ウソをつきました(笑)。実際には慌てることもあるけど、わりと客観視できるタイプだとは思います」

神木「さすがは大人! これからも頼りにしてますよ、アニキ(笑)」

取材・文=馬場英美