仲野太賀、衛藤美彩の焼いたたい焼きを絶賛「気持ちがホクホク」映画でW主演<Interview>

2020/01/02 12:05 配信

映画 インタビュー

映画「静かな雨」でW主演を務める仲野太賀、衛藤美彩にインタビュー撮影=永田正雄


仲野太賀衛藤美彩が、2月7日(金)から全国で順次公開される映画「静かな雨」でW主演を務める。

本作は、宮下奈都の同名小説が原作。ある日、屋台のたい焼き店の店員・こよみ(衛藤)が交通事故で意識不明となってしまい、その後遺症で記憶に障害があることが判明。事故以前の記憶は残っているが、意識を取り戻してからの記憶は一日たつと消えてしまう。そんなこよみを献身的に支える生物考古学研究助手の行助(仲野)の姿を描く淡い恋物語。

「第20回東京フィルメックス」では、最も観客から支持を集めた「観客賞」を受賞。来年の公開を前に勢いに乗るこの作品について、仲野と衛藤の二人に振り返ってもらった。

仲野太賀「これと似ている映画はあまりない」


――まずは、この作品が完成しての感想をお願いします。

仲野太賀:記憶喪失ものの作品って、今までにもいろいろありましたけど、そんな中でもとてもシンプルなお話ですね。原作の美しい核は残しつつ、中川龍太郎くんという僕と同世代の監督との座組でやる中で、カオスな作品に仕上がったなと思っています。

今までの作品とはどこか違う形に仕上がったらいいなというのは理想としてありました。普段、中川くんが組んでいる座組とは違うスタッフで臨んで、音楽を高木正勝さんにお願いしたり、衛藤さんという新たなヒロインを迎えたりと、いろんな要素が合わさって、新しいところに着地できればと思っていましたけど、完成した時に他のどの作品にも似ていない、これと似ている映画はあまりないなと思いました。

仲野と衛藤美彩がダブル主演を務める映画「静かな雨」が公開(C)2019「静かな雨」製作委員会 / 宮下奈都・文藝春秋


衛藤美彩:この作品を撮影していた時はまだ乃木坂46に在籍していて、映画初出演で初主演ということで、女優のキャリアとしてはまだまだで。太賀くんと中川監督は以前にもご一緒されていて、そんな中チームに入っていくのは少し不安があったのですが、温かいチームの皆さんだったのが本当にありがたかったです。

仲野:ワークショップもやったりね。お互いの信頼関係を作るために監督が考えて。そういう時間もあったので、現場に入る時には気も使うこともなく、すんなりと演じられました。

衛藤:そうだね。それは確かにあった。

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