劇団クロムモリブデンの最新作「裸の女を持つ男」が三軒茶屋のシアタートラムにて公演中。前回公演の「恋する剥製」では、東京大阪で3000人を動員したが、今回は東京公演のみの舞台12ステージで3000人動員を目指す。
物語は、薬物の過剰摂取によりモーテルの一室で女が死んだところから始まる。女の死体の前にいるのは漫画家。死体の処理に困った漫画家は編集者を呼び、編集者は闇の世界の住人に死体処理を依頼。さらに闇の世界の住人は別の者をモーテルへ向かわせる。そのモーテルに、薬物所持の疑いで逃亡中の元アイドルがたどり着く、というちょっとリアルな事件を連想させる舞台だ。
今回もストーリーを盛り上げるこだわりある音響と、シンプルながらもスタイリッシュなセットは健在。個性あふれる劇団員フルメンバーに加え、存在感たっぷりの辰巳智秋が劇団ブラジルから客演として参加している。濃いキャラぞろいの濃厚なクロムモリブデンの舞台は、4月24日(日)まで。
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