日本映画界の歴史を支えてきたアニメーターと言われる安藤雅司監督による映画「鹿の王」が、2020年9月18日(金)より全国ロードショーされることが発表された。
2015年に「本屋大賞」を受賞し、大きな話題を集めている上橋菜穂子の原作の映画化。2014年に「国際アンデルセン賞<作家賞>」受賞、海外からも注目されている上橋の新たな代表作となる。
本作品が初監督となる安藤監督は25歳の時、「もののけ姫」(1997年)の作画監督に抜てきされて以降、「千と千尋の神隠し」(2001年)、「君の名は。」(2016年)という、邦画の歴代興行収入上位4作品のうち3作品の作画監督を務める活躍ぶり。作画監督は、その腕次第で作品のクオリティーが大きく左右されると言っても過言ではない重要な役割。上記3作品はその映像のクオリティーにおいて、国内外で高く評価されている。
そんな安藤監督が本作品で監督の他、キャラクターデザイン、作画監督も務める。
また、「伏 鉄砲娘の捕物帳」で初めてメガホンを取った宮地昌幸監督が、共同監督として共に映画を作り上げていく。さらに、数々の話題作を手がける岸本卓が脚本を担当することも決定している。
そんな精鋭スタッフと共に、壮大かつ複雑な世界観から映像化は不可能と言われていた本作品に、アニメ制作スタジオProduction I.Gも参加。
上橋も「Production I.Gさんが制作なさると聞いて安堵しました。I.Gさんなら原作にとらわれ過ぎず、アニメとして面白い映画を創ってくださるでしょう」とのコメントを寄せている。
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