片岡は、毎回このシリーズの脚本が届くたびに「楽しみもありますが、緊張もするんです」と20年以上、真摯に作品と向き合ってきたと胸中を明かす。
「犯人がどのように犯罪に手を染めてしまうのか、1ページ1ページ読み解きながら考えてしまうんです。何か一つ歯車が乱れただけで、誰だって容疑者になりかねない。常にそういう危うい状況の中で人間は生きているのだなと、読み終わったあとつくづく考えさせられます」と、ミステリーでありながら一貫して“人間ドラマ”を描き続けてきたシリーズの魅力を語る。
また、自身の美術展で感動の出会いがあったことも告白。先日、サイン会場で一人の男性客から「牛尾刑事のファンです。実は私、刑事なんです。参考にさせていただいております」と言われて驚いたことを明かした。
「ビックリして“エッ!?何を参考にしてくださっているのですか?”と聞いたら、“刑事としての姿勢です”って。それが本当にすごくうれしかった。本物の刑事さんが牛尾刑事に会いに来てくれたわけですから…!」と感激。
続けて、「実は牛尾刑事を演じている間は、私も自分を律して“牛尾モード”に入っています。牛尾刑事でいる期間はスッと背筋も伸びていますし、自分のブログに掲載した写真を見ても、いつもとどこか顔が違うんですよね。撮影中はおそらく、顔の筋肉すらも牛尾モードになるのだと思います(笑)」と、役に取り組む自らの姿勢を語った。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)