ブラッド・ピット「これからも、俳優もプロデューサーもやっていく!」

2019/12/18 15:56 配信

映画

『アド・アストラ』来日記者会見時のブラッド・ピット(中央)、特別ゲストの毛利衛さん(右)と山崎直子さん(左)


ブラッド・ピットが自身初の宇宙飛行士役で主演、プロデューサーを兼任した映画「アド・アストラ」のビデオ配信が、12月18日(水)より開始される。偶然にも、この日はピットの誕生日。

【写真を見る】日本大好きなブラッド・ピット、おどけて見せる表情もカッコいい


本作は、これまでのSF映画にあるようなエイリアンや地球外知的生命体に出会う物語ではなく、ピット演じる主人公のロイが太陽系の最果てにある海王星へ、宇宙探索中に姿を消した父を捜索に向かいながら変身や成長を遂げる物語。「リトル・オデッサ」(‘94)のジェームズ・グレイが監督。父親役は名優トミー・リー・ジョーンズ。臨場感あふれる宇宙の映像は必見だ。

ピットは、本作について、また映画そのものの魅力について「この映画は自分を探す旅でもあります。私が演じたロイは人生が上手くいかず自分の存在価値も見つけられずにいます。その彼が太陽系の一番遠いところまで行って自分と対面することになります。喪失感、後悔、自分への疑念など自分がいままで押し殺して来たものと、そこで対面することになる。映画の魅力は人間の持つ様々な葛藤にスポットを当てることができるということにあると思います。人間のいろいろな側面を映し出すこと、それは悲劇でも喜劇でもそうなんですね。それが映画の持つ本当の力であり、だからこそ私は映画に引かれます」と熱弁を振るう。

気になる俳優活動をセーブするという話も、「私はいままで通り、自分が心引かれるプロジェクトには参加していくつもりです。自分に語りかけてくるような物語にはやはり引かれますよ。ですからプロデュースもやりますし、俳優業もやっていきます」と一蹴してくれた。

ブラッド・ピットが主演、製作を務めたスペース・アクション大作『アド・アストラ』© 2019 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.