12月15日に最終回の「時間よ止まれ」が放送。1年に渡る放送を“完走”した視聴者からの反響が続いている。
マラソンランナーとして日本で初めてオリンピックに参加した男・金栗四三(中村勘九郎)と、日本にオリンピックを招致した男・田畑政治(阿部サダヲ)に焦点を当てた本作。最終回は1964年10月10日の東京オリンピック開会式の模様をじっくりと描いた。
開会式当日、田畑は国立競技場のスタンドに一人、感慨無量で立っていた。そこへ足袋を履いた金栗が現れ、聖火リレーへの未練をにじませる。そんな中、聖火リレー最終走者の坂井(井之脇海)はプレッシャーの大きさに耐えかねていた。そして、ゲートが開き、日本のオリンピックの歩みを支えた懐かしい面々が集まってくる…。
前身の明治神宮外苑競技場だった20年前には学徒出陣が雨の中で行われたが、東京オリンピック開会式は晴天のもとで各国の選手たちが入場行進をした。スタンドに響き渡る「万歳」の声は違ったもので、その対比に涙したという感想も。そういったこれまで描かれてきたシーンが差し込まれ、初回からの思いがつながっていった開会式となった。
そして、開会式が行われているころ、志ん生(ビートたけし)は高座で「富久」を熱演。聖火リレーと「富久」が重ね合わせられる様にも視聴者はうなった。
なお、12月30日(月)にNHK総合、2020年1月2日(木)、3日(金)にBSプレミアムにて、総集編が放送される。
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