’09年7月に東京・新橋演舞場で初演、’10年3月に大阪松竹座で再演した舞台「ガブリエル・シャネル」の再々演が5月に東京・日生劇場で公演を開催する。4月21日、都内で会見が行われ、出演者の大地真央、今井翼、松竹株式会社・専務取締役の安孫子正が出席した。
同作は、トップブランド「CHANEL」の創始者ガブリエル・シャネルの生涯を軸に、一人の女性が2度の世界大戦を切り抜け、運命の恋人と出会い、死別を乗り越えて力強く生きていく姿が描かれている。
ガブリエル・シャネルを演じる大地は「再々演ということでとてもうれしく、光栄に思っております。この作品からみなさんに希望と生きる勇気を与えることができたらといまから意気込んでおりますけど、素晴らしいスタッフの方々と、とてもチームワークのいいキャストのみんなで、必ずいいものができると信じています。こんなときだからこそ、ぜひこの作品を見ていただけたらと思います」と挨拶し、アーサー・カペル役の今井は「再々演となるいい緊張感の中で、いままでの公演の経験を生かし、シャネルを演じる真央さんの恋人役が今井翼で良かったと言ってもらえるようにしっかり演じていきたいです。また、東日本大震災での被災地をはじめ、いま日本が非常に難しい状況ではありますが、こういったときこそこの作品を通して、見ていただいた方々に少しでも明日への希望や活力となるものをお届けできたらと思っています」と心境を告白した。
また大地は「再々演の話を聞いた時は、とてもうれしかったです。翼さんと共演できることもですし、この作品をまた深めることができる機会を与えてくれたことにとても喜びを感じました」と話し、今井は「僕も非常にうれしく思いました。自分自身にとってジャニーズ事務所以外の作品に出演したのが、この作品が初めてで、真央さんだったり、演出の方だったりと教わることがたくさんありました。また、毎回得るものがたくさんあったので、こういう機会は自分自身にとっていいチャンスをもらったなと思います」と感想を語った。
さらに今井は「いつお会いしても美しいなということを感じてますし、昨年、真央さんの舞台を何度か拝見して、改めてこんなに素晴らしい女優さんと共演させていただけるってことはありがたいことなんだと。今回は、タッキー&翼としてではなく、“マッキ―&翼”としてしっかりと見せていきたいと思います」と大地の印象を語り「僕は、ことし30歳になりますけど、こういった作品を通してでないと経験できないことだったり、役を通してのたたずまいだったり、女性のエスコートの仕方も学べて、これからプライベートでも生かしていきたです」と意欲も。
ガブリエル・シャネルを演じることについて大地は「本当に自分でスタイルというものをきちんと持っている女性だと思いますね。その中にも弱い部分とかいろんな魅力として多面性の部分があると思いますので、その彼女のいろんな面を一人の魅力的な女性として描くことができたらと思います」と明かし「共感できる部分はたくさんあります。人が嫌な面として捉えるような部分でさえ、わたしは愛おしく感じられるし、彼女の中にある純粋な信念みたいなものとして、わたしにとっては悪は感じられない、強くきつく見える部分も含めて全部がガブリエル・シャネルの魅力だと思いますので、尊敬できる部分としては、現在までたくさんの女性にそのシャネルスタイルというものを支持され続けているという彼女自身のスタイルというものを尊敬しています」と思いを語った。
最後に大地は「本当にいまだからこそこの作品を見て、皆さまに希望と勇気を感じていただきたいので、ぜひ見にきてください」とメッセージを送った。
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