これまではクールな役が多かった横浜だが、いちずな高校生や、思いっきり青春をする大学生、初めて恋を知る天才大学院生、死と向き合うサラリーマンなどさまざまな役に挑戦。演技の幅も格段に広がった。
「いろんな役を演じられたのはすごく自信になりました。どの役も共感したんですが、意外と近かったのは匡平(=『初めて恋をした日に読む話』の由利匡平)かな? 真っすぐさが似ていると思うんですよ。すぐに一直線になって、他を見られないというか…。同時に2つのことができない不器用さも近い気がする(笑)。だからこそ終わったとき、役が抜けなかったりするんですよね。そこが実は課題で。今後、同時に複数の作品に携わることも出てくると思うので、切り替えをきちんとできるようになりたいです。ちなみに、圭さんにアドバイスをいただいたんですが、そういう相談ができる先輩ができたのもことしの財産です」
作品や先輩との出会いが、確実に糧になっている横浜。2020年はどのような挑戦を見せてくれるのだろうか。
「ことしは俳優の仕事以外に、『ZIP!』(日本テレビ系)のマンスリーパーソナリティーに挑戦できたのもうれしかったです。生放送で瞬発的なコメントが求められるなど、芝居とはまた違った面白みがありました。こうやって、いろんなことに挑戦できるのは本当に楽しい。これからもこれまでと変わらず、すてきな作品や人と出会って、たくさんの経験をして学んでいきたいです」
取材・文=玉置晴子
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