――小学生の頃から、将来は女優になりたいと思っていたんですか?
思ってなかったです。どういう職業かよく分かっていなかったです。女優さん、モデルさん、タレントさんの全部含めて“芸能人”だって。新体操をやっていたんです。発表会が年に一回あって、別に大きな大会もあって、そこで勝つために一生懸命練習をしているんですが、私の場合はどちらかというと、大会より発表会の方が好きでした。
幼い頃から人前で表現をするためにステージで立つというのが好きでした。大会だと、競わないといけないじゃないですか。そこが合ってなかったんだと思います。「勝ってやるぞ!」みたいなところがなくて。
――今回は先生役。しかも、ミステリアスな。
よく「何かを抱えてそうな役をやっている」と言われるので(笑)、自分としてはそこ(ミステリアス)の心配はないかもしれないです。ただ、朗読教室なので、年上も生徒さんとしていらっしゃるじゃないですか。そういう中でも先生に見えるようにしないとなって思っています。
――人に何かを教えるのは得意ですか?
教える…かぁ…。嫌いじゃないかもしれないです。このお仕事って一つの現場が終わっても、また他の現場で一緒になることがあって。メークさんで、悩んでいる時に私とお仕事でご一緒して、相談してくれて、アドバイスじゃないけどお話をしたんです。その時に「元気になりました! 未来が見えました!」と言ってくれて、それから何年かしてまた一緒の現場になった時、「佐津川さんにすごい助けられたんですよ」と言われて、「また悩んでいるんですよ」って(笑)。そういうタイミングの時に、いつも私に会えるみたいです。
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