テレビ朝日系で、ことしの秋に本宮ひろ志氏の人気コミック「俺の空 刑事編」が連続ドラマ化されることが決定した。併せて、あふれんばかりの正義感と行動力で理不尽な悪に立ち向かう主役の刑事・安田一平役をオーディションで決めることも発表された。
同作は「サラリーマン金太郎」などで絶大な支持を得るカリスマ漫画家・本宮氏が原作の、日本屈指の財閥「安田グループ」の御曹司・安田一平を主人公にした大ベストセラーコミック。1976年から週刊誌にて掲載された「俺の空」は、一平が安田家の総帥になるべく、一族のおきてに従って日本全国、さらにアメリカにまで及ぶ花嫁探しの旅を繰り広げながら、大人物へと成長していく。その続編となる「俺の空 刑事編」では、花嫁探しの旅を終えた一平が自らの“正義”を実現すべく、京橋警察署の新米刑事になる。水死体発見のために私財を投じて湖を買収して湖水を別の場所へ移動させたり、麻薬流入を食い止めるために東南アジアルートの麻薬を買い占めたり、果ては“私設警察”を設立するなど、想像をはるかに超えた型破りな発想力と莫大な財力や権力を駆使し、破天荒な行動をもって難事件に立ち向かっていく。
本宮氏は「物語を作るとき、1番に考えるのは、見てくださる皆さんに好かれる主人公を立ち上げる事。次にその主人公をどんな設定、舞台に落とすかということになる。大金持ちの家に生まれた青年が、嫁さんを探す旅をしていた。それが刑事になり、悪と戦う事になった。安田一平という主人公は刑事になっても勝手に動いてくれた。実に作者孝行な主人公である」と一平の魅力を語った。
一平役を募集するにあたっての条件は、芸能プロダクションに所属していない18歳以上30歳未満の男性で、主役の座を射止めれば賞金100万円が贈呈される。ドラマ界に新風を吹き込む新しい才能を持った新人を発掘し、「安田一平×新人俳優」という型破りな掛け算で“過去に類を見ない強力なニューヒーロー”が誕生しそう。
横地郁英ゼネラルプロデューサーは「安田一平のような、型破りで魅力的なヒーローが、この時代に求められているのではないでしょうか。新しいヒーローをこのドラマ『俺の空 刑事編』から生み出すことができたらと強く願っています」とまだ見ぬ主演俳優にエールを送った。
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