――「サイレント上演」は今回初めて実施されるんですよね。
タカイ:はい、今回が初めてです。上映中にスマホを触るのは…よくSNS上や最近はテレビでも話題になっていますよね。
三上:僕も長いこと芝居をやっていますが、昔からなくならないですね。昔は腕時計のアラーム、携帯が出始めた頃からスマホのアラーム音や着信音…着信があって出る人もいるしね(笑)。
こっちがやりにくいのも確かなんですが、同じ料金を払って見に来てくれているお客さんに対しても邪魔になるし、せっかく見に来た作品をぶち壊してしまう。マナーを向上していきましょう、という意味でいい取り組みだと思います。
タカイ:いろんな方が開演前のアナウンスを頑張ったりしても、聞いていただけない方もいて…物理的にシャットダウンしてしまおうと。迷惑料3万円をもらいたいわけではもちろんなく、皆さんを不自由にさせたいというわけではないんです。
「15分前到着割」も「サイレント上演」、両方とも業界初だと思いますが、自由に楽しんでほしいからこそ、ルールが必要だと思って実施することにしました。
――3万円という金額設定は?
タカイ:よく私有地に「○○したら□□円いただきます」とか書かれてるじゃないですか、あのイメージです。「5000円だったらええか」と思われてしまうかもしれないし…10万円、100万円でもいいんですけど、3万円くらいの方が、“やったらいけないこと”感が出ません(笑)? これが抑止力になって、皆さんが観劇する環境としてより良いものをご提供できたらっていう気持ちです。
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