4月7日に都内で行われた、「第四回 逢坂剛 カディスの赤い星 ギターコンサート」の模様が4月30日(土)にBSジャパンで放送される。
同コンサートは、直木賞作家にして、フラメンコを愛する逢坂剛が、自身で持つヴィンテージ・ギターを、プロの第一線で活躍するギタリスト達を招いて弾いてもらい、ギターに功徳を施すことを目的として始めた。ことしで四回目を迎える同コンサートでは、4回連続出演となるフラメンコギタリストの沖仁と、数々のコンクールで優勝経験を持つクラシックギタリストの村治佳織が登場する。この二人の共演は、第1回に続いて2度目である。さらには、住職を務めるかたわら、昭和を代表する古典ギタリストとして活躍する太田正典が特別参加。
今回で4回連続出場となる沖は、14歳より独学でエレキギターを始め、高校卒業後、カナダで1年間クラシックギターを学ぶ。フラメンコ修行のため、’94年にスペインに渡り、’00年にソロ・フラメンコギタリストとしての活動を開始する。’06年、アルバム「Nacimiento“ナシミエント”~誕生~」でメジャーデビューし、その後NHK大河ドラマ「風林火山」の紀行テーマ曲を担当。‘10年7月スペイン・ムルシアでの「第5回ムルシア“ニーニョ・リカルド”フラメンコギター国際コンクール」国際部門において優勝し、日本人初の快挙を成し遂げる。現在はソロ活動を中心に国内外のアーティストとのコラボレーションや楽曲提供などを行っている。
今回のコンサートでは沖が「レスペート・イ・オルグージョ(ファルーカ)」「マエストロ・セラニート(ソレア)」「ミ・チカ ミ・チコ(ガロティン)」やクラシック・メドレー、東北地方太平洋沖地震の被災地の事を想いながら、即興で作った「スーパームーン」を演奏する。村治は、バッハの「主よ人の望みの喜びよ」、アルベニスの「アストゥリアス」、ホアキン・ロドリゴの「小さなセビジャーナス」などを演奏するほか、沖とのデュエットで「タンゴ・アン・スカイ」「エル・ディア・アンテス」「カヴァティーナ」などを演奏する。さらに、コンサートの最後には出演者全員が集まり、「ブレリア」を演奏しての盛大なフィナーレをお届けする。
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