声優が旅をしながらドラマに挑戦する番組「声優がドラマに出たらこうなりました。〜聖地創生プロジェクト〜」、略して「声ドラ」 (dTVチャンネルのひかりTVチャンネル+で配信)。声優が二人一組になって、番組の企画会議から参加。“聖地創生”を目的に、ドラマを撮影、旅ロケや食レポにも挑戦する。今回は、酒井広大と水中雅章が長野県茅野市を舞台にドラマに初挑戦した。その感想などを2人に聞いた。
――旅バラエティー+ドラマ出演という企画の話を聞いたときの率直な感想を聞かせてください。
酒井「僕としては、実写というスタイルでドラマに挑戦することが初めてのことでしたし、バラエティーパートにしても、これまでもロケはやらせていただいたんですが旅番組は初めてだったので、緊張と不安が非常にありました。でも、いろんなことに挑戦できるなって思うと、すごく楽しい番組なんだろうと思いました」
水中「僕は当日までかなり不安でしたが、カメラが回ってからは、相手役が酒井くんということもあって、すごく楽しかったですね。カメラが回るとこんな立ち回りするんだって感じで(笑)」
――ドラマパートで、実際に演じてみていかがでしたか?
酒井「ファーストカットを見ていただくと分かると思いますが、めちゃめちゃ緊張しました。声優の仕事と明らかに違うのは、台本を覚えなきゃいけないということ。かつ表情や動きとかを僕自身として映像に収められるので、指先の動きまでちゃんとして、そこに登場人物としていなくちゃいけない、そういう難しさがありました。
僕は舞台もやったことがなく、実写ドラマに初挑戦だったので、緊張感はすごかったですね。撮られながら歩くのが難しいんですよ。撮られていることを意識しちゃってぎこちなくなっちゃうんです(笑)。ホントに俳優さんはすごいなと感心しました。でも新しい発見もあって、声優の仕事にも何か還元できそうだなと思いましたし、また機会があれば挑戦してみたいです」
水中「やっぱり難しいなって思いました。ドラマパートにしても、バラエティーパートのトークにしても、知らない土地でやるということがこんなにも普段と違うんだなと。あれ東京でやっていたら、また違った空気感になっていたんじゃないかと思います」
――長いセリフのところは生き生きと演じていたように見えましたよ。
水中「そうですか、ありがとうございます(笑)。暗記することは得意なんですけど、会話はどうしても相手のセリフを待って出るみたいな感じになってしまって難しかったです」
酒井「そうなんだよね、自然な会話にしなきゃいけないんだよね」
水中「そこに動きもあって、余計なこと言っちゃいそうになる時があるんだよね」
酒井「余計に動きをつけちゃったりして、不自然になるんだよね」
――監督さんからは何かアドバイスはありましたか?
水中「もっと普通でいいよとお言葉をいただきました」
酒井「おっしゃっていましたね(笑)」
水中「森の中の撮影は水の音とかがすごくて、アフレコだったら大きな音が出ているから声を張ろうってなりますが、監督からは逆に“もっとちっちゃくていいよ”って言われました。そういう距離感とかが難しかったですね」
酒井「どうしても声優の仕事と比較しちゃうと、声のボリュームとか、どこまで音声が拾ってくれるのか分からなくてね」
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