――我々はテレビ誌の媒体ですので、テレビのお話も少しお伺いしたいのですが、近年のライガー選手というと、やはり「水曜日のダウンタウン」や「クイズ正解は一年後」など、TBSの藤井健太郎プロデューサーの番組におけるコミカルな一面をイメージされる方も多いと思います。それらの番組に出演されていて、反響なども含めていかがですか？
やっぱり勉強になりますよ。芸人さんたちもいろんなことを教えてくれて。例えば口元に何かが付いていたら「取らない方がいい！」ってアドバイスしてくれますし。
僕はわりと「ライガーさんバラエティーとか好きでしょ？」って聞かれるんです。もちろん嫌いではないんですけど、僕なんかが出ていいのかな？っていう思いはありますね。
テレビの世界には面白い芸人さんたちがいっぱいいらっしゃるわけじゃないですか。そんな中にポッと出させてもらって「本当にいいのかな？」って、今でも思ってます。出たら出たで、芸人さんたちが僕なんかにもコソコソっとアドバイスをしてくれたりして。本当に感謝ですよね。いろんな世界が見られて楽しいですね。
――その他にも、「相席食堂」(ABCテレビほか)では千鳥のお二人に街ブラロケの様子を絶賛されたり、「しくじり先生」(テレビ朝日系)もネット上で大きな話題となるなど、タレントとしてのライガー選手が大好きという方も多いと思います。引退された後も、テレビ出演は変わらずしていただけるのでしょうか？
いやいや、大好きって人はいないと思いますけど(笑)。「相席食堂」ではいろんな方と触れ合うことができたんですけど、みんな本当に優しいですよね。
街のお祭りのようなところにお邪魔させてもらっても、みんなが「おっ、ライガーじゃん！」って感じで、子供たちも気軽に話しかけてくれましたし。僕はああいう触れ合いが好きなんでうれしかったですね。
引退後はどうですかね？ 僕はレスラーだから呼んでいただけている部分もあるんじゃないかと思っていて。もし今後も呼んでいただけるのであればやっていきたいと思っていますし。
例えるなら今までは「ライガー」というみこしを皆さんが担いでくれていたので、今度は僕が担ぎ手になっていきたいと思っています。試合は無くなりますけど、まだまだいろんなことにチャレンジしていきたいと考えています。
――ファンとしては、山本小鉄さんのように上野毛道場で若手を指導される姿を期待してしまう部分もあります。引退後のビジョンとして、そういったことは考えていますか？
プランとしてはあるんですけど、現時点では方向性は決まっていないですね。そのあたりは会社と相談して決めようと思っています。僕のやりたいことは会社に全て伝えてあるので、それを踏まえてこれから決めていければいいですね。
――最後に、DVD-BOXを買ってくださるファンの皆さんへのメッセージと、目前に迫った「イッテンヨン」「イッテンゴ」への意気込みをお願いします！
まず「イッテンヨン」「イッテンゴ」ですけど、これは新日本プロレスの中でも選ばれた選手だけがリングに上がります。僕の引退試合がどうのというよりも、もっともっと魅力的で、激しく、すごい試合が展開されると思いますので、お時間ありましたらドームに足を運んで見ていただきたいです。ぜひ、生で見てください！
DVD-BOXは、ぶっちゃけ1試合目から最後の試合まで見る人いるのかな？ (笑) すごくたくさん試合が入っていますので、こちらもぜひ見てみてください。多分ですけど、(Disc1から順番に見てもらうと) 試合の内容や進め方といった部分で、ライガーの成長を見られると思います。
このDVDの編集をしていただいた方からは、「ライガーさんの試合をこれだけ編集して収録しましたけど、いろんな闘い方をしているので飽きないですよ」と言っていただけて。そういう部分もファンの皆さんには見ていただきたいなと思います。
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