――同僚役の松下さん、上司役の伊武さんとは現場でどのような話を?
このドラマの撮影は京都で行われていて、2019年の京都の夏はとても暑かったことも含めて、「暑かったね、今日は」「昨日飲んだ?」「これからロケだけど大丈夫?」というたわいのない話ばかりでした(笑) 。
――ご飯には一緒に行かれました?
実は今回特に時間がなくて、残念ながら「一緒にご飯を食べる」ということはかないませんでした。次回はぜひ、一緒に行きたいです。
いつもそう思っているんですけどかなう時とかなわない時があるのが人生だと思っています(笑)。
――今回のバディはどんなキャラクターでしたか?
水崎(綾女)さんが佐方のバディとなる小田薫を演じてくれたことが今回良かったと思っています。水崎さん自身が本来持っている明るさや心の強さが反映されたキャラクターでした。かなり根の深いお家騒動が題材になっている話の中で、天真らんまんな水崎さんの笑顔が、重い題材を“ただの重いだけの話”ということにしないでくれていました。
――2人で演じるシーンで話し合いました?
もちろんしました。彼女は、僕の「ここはこういう感じにしようと思うんだ」という提案に、「分かりました!じゃあ私こうしますね」と果敢に乗っかってきてくれるんです。
常にアグレッシブに臨んでくれたので、いろいろなことを試すことができましたし、彼女の存在がある意味、一人で突っ走ってしまう佐方とそうではない佐方という多様な面を描く機会を与えてくれたように僕は思っています。
――撮影中、水崎さんの印象なエピソードは?
僕が見ている限り、この撮影を通して、彼女は、「NO!」という瞬間がなかったんです。暑い京都での撮影中では、僕と2人でスーツを着て、しかも彼女は僕のバディでありつつ、助手ですから相当な重い荷物を持って街中を歩くシーンが少なくなかった。
それでも「重い」「暑い」などといった弱音を吐くこともないですし、吐く気配すら見せなかった。とても強い女性だと思います。現場において彼女が発揮したその強さや前向きな姿勢は、し、正直驚かされました。
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