<上西星来>圧倒的な美貌に“新境地”開拓の演技…女性の憧れ“美容番長”から名実ともに次代のスターへ

2020/01/20 05:30 配信

アイドル

東京パフォーマンスドールの美容番長・上西星来撮影=永田正雄


2015年に連続ドラマ「セカンド・ラブ」(テレビ朝日系)で演じたちょっぴり生意気な女子高校生・河瀬まど香、そして同年秋に上演された舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」のヒロイン・おさえ役のみだ。(CMや「PLAY×LIVE『1×0』」は除く)

それだけに「キオスク」での日々はかなり刺激的だったようで、東京千秋楽を報告するSNSでは「東京千秋楽を無事迎えました! 奮闘し続ける日々が楽しい! 一つ一つの言葉を大切に 次は兵庫公演」とつづっていた。

1月18日、19日の兵庫公演も2日間3回上演で行われ、好評のまま終幕した。

19日の大千秋楽後、自身のTwitterにて「#キオスク 全ての公演終わりました!毎日生きることに必死だからこそ強くなったアネシュカを演じるのは日々格闘でした。演出家の石丸さんに沢山の言葉で熱い指導をしていただき沢山のことを学びました!この作品に出会えたことがこれからの活動に大きく影響すると思います!ありがとうございました!」と“格闘”の末に成長できたことを報告している。

そして、女優としての経験値を積み、彼女が臨む次のステージは2月13日(木)から東京・CBGKシブゲキ!!で上演される二人芝居「春母夏母秋母冬母」だ。

本作は、2人の男女の俳優が、母と子、恋人…時や性別を超えさまざまな役を演じながら、“愛と闇”を体現していく二人芝居。

深夜の公園で遊ぶ「こなこ」と「ユキユキ」の中学生カップル。そのシーンの中に、こなこと母、ユキユキとママの、幼年期・思春期・壮年期の物語が挟み込まれ、それぞれの「母」との関係性も描かれる。

「セリフ量が多いから滑舌をよくしないといけないですし、会場中に響くような声もちゃんと持っていたいなと。あとは、劇中で母になったり、バーの店員さんを演じたり、自分が経験していないことを表現するシーンが多いんです。

なので、もし自分が母親だったらこういう時にどう思うのか、何を言ってあげられるのか。普段からいろんなことを想像することも大事なのかなと思っています」と役作りへのアプローチ方法を語っており、同い年の土屋神葉やオリジナルキャストの先輩方との顔合わせも済ませ、“四人一丸”となって二人芝居に挑む。

「キオスク」の石丸氏も「星来の新しい魅力が放たれた公演になりました」とSNSにつづっている通り、久々の芝居にて積んだ経験値、以前は「受け入れられなかったけど、それも自分の個性だと思って認めた」というオリジナリティーのある声、モデルとして大きなステージを経験して付けた自信、TPDとしての“原点”を踏んで胸に刻んだ思いとメンバーとの絆…。

「名は体を表す」。ただ美しいだけの“ドール”では決してない上西星来が、秘めたるポテンシャルを爆発させ、次代のスター(星)になるときが来た。

文=蒼野星流