――それでは、現在に至るまでには、どのような感じで仕事が増えていったのでしょうか?
加賀:急に階段を駆け上がっていく人、いるじゃないですか。僕らは、ボルダリングみたいな感じで。どこか引っ掛かるところがないかと、探しながら崖を登っているような感じです。
賀屋:握力を使って、乳酸をためながら。
加賀:このライブで勝ったら、1つ上のライブに出られるみたいなのがあったり、ここで負けたら下のライブに戻るみたいなのがたくさんあったんですよ。そんなヒリヒリの状況をずっとやっていて。今もそうですね。ずっとその感覚ではいます。
賀屋:ずっと足腰プルプル状態です。
――そんな中で、ネタを1カ月に100本作るなどストイックにやってこられたのですね。その原動力になっているものはありますか?
加賀:ストイックというほどでもないんですけど…。
賀屋:原動力は、お客さんの…。
加賀:おい!もう早めに言うわ!格好付けんな!
賀屋:笑顔ですかね。
加賀:なんで最後まで言えるの?止めたのに…。
賀屋:(笑)。
加賀:原動力は、面白いコントが作りたいというのはもちろんありますけど、ストイックでもないんですよ、本当に。
――そうなのですか?
賀屋:自分たちのことをストイックだと言う人、あんまりいないですし(笑)。
加賀:でも僕は、自分がストイックだなと思える状態にしたいタイプです。
賀屋:なるほどね。
加賀:「これは合ってる、これも合ってる」と確かめながら行動している感じです。もちろん、キングオブコントで勝ちたいというのもあるんですけど、事務所ライブで勝ちたいですね。事務所ライブでめっちゃウケたい。
――目の前の目標に向けてという感じなのですね?
加賀:(事務所ライブでは)月に1回、新ネタをやらなきゃいけないので、そのためにやっているというのもありますね。ルシファーさんに勝って、1位になりたいです。
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