――そんな苦労の末に完成した「不能ではいられない」のMVを見た感想は?
多田智佑:もぞもぞした気持ちで見ました。僕ときょん(ラフレクラン)の前に男性二人がいて、キスするところがあるんですけど、すっごい気になるんですよ。ただ、みんなでわーっとやって、楽しい部分もあれば、ダンスをしっかり見せる部分もあるので、振り幅が大きいMVになってるかなという気はします。
榊原徹士:歌詞だけを見たら、人それぞれの捉え方ができる曲だと思うんですよね。MVでは男性同士、女性同士でもキスをしてますし、いろんな恋愛の形が認知されつつある今の時代、このMVも深いメッセージを読み取ってもらえるんじゃないかなと思います。いろんな人の、いろんな恋愛模様が、みなさんに届けばいいなと。
――間奏では、ばっちりメイクのきょんさんが、センターで目立っていますね。
池田直人:この曲って、「ジェンダーレス」というのもテーマじゃないですか。きょんさんの女装がジェンダーレスかどうかは分かりませんけど、面白いのは間違いない(笑)。実は僕、きょんさんが本当のセンターなんじゃないかなって思ってるんです(笑)。
多田:撮影の日、最後にメイクを終えたのが、きょんだったんですよ。現場にいきなりあの格好で現れたので、途中で誰も止める人がいなかったんやろうなって(笑)。ジェンダーレスという趣旨からは大きくは外れてないとは思うんですけど。ただ、さっき河本(準一)さん(次長課長/吉本坂46・CIRCUS)とお会いしたとき、「不能ではいられない」のMVの感想を聞いたら、「きょんには注意しとかなあかんな」って、笑いながら言ってました(笑)。
――ちなみに、振り付けのTAKAHIROさんは、MV撮影の現場にいらしてたんですか。
池田:いらっしゃってました。かっこいいんですよ。「カモン、カモン、カモン!」とか、「スマイル、スマイル!」とか。
榊原:「パッション!」とかね。
池田:英語でどんどん煽ってくださって。ルー大柴さんみたいな…。
多田:えっ、ここで急にルー大柴さん?(笑)
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