勝地涼、破天荒な“主役”に「今までの現場の中で一番セリフ練習をしました」<SP座談会>

2019/12/29 10:00 配信

ドラマ インタビュー

「破天荒フェニックス」に出演する稲葉友、瀧本美織、勝地涼、伊藤淳史、丸山智己(写真左から)(C)テレビ朝日

瀧本「それは言わなくていいです!(笑)」


――「私だけが知っている!」という共演者の素顔がありましたら、ぜひ教えてください。

勝地:結構、言えないこと多いよね。

稲葉:何が意外か分からない…。

伊藤:美織ちゃんの意外は言えないしね。

稲葉:それはガチガチに止められますもんね。

瀧本:それは言わなくていいです!(笑)

伊藤:何だろう…。主役はこういうふざけている感じですけど、実はかなり真面目です。

瀧本・稲葉・丸山:(笑)。

伊藤:群を抜いてセリフ量が多いのに、しっかり覚えていて完璧なんです。こう言っちゃなんですけど、そういう雰囲気ないじゃないですか(笑)。

瀧本・稲葉・丸山:(笑)。

勝地:真面目じゃないですよ。

伊藤:こうやってごまかさないと、自分のバランスが取れないんでしょうね(笑)。

勝地:俺、破天荒だから!

稲葉:って言うけど、破天荒じゃないみたいな(笑)。

伊藤・瀧本・稲葉・丸山:(笑)。

勝地:丸山さんは温和で優しいイメージだけど、飲みに行ったときに、役者や作品に対して熱い話をしていましたね。

伊藤・瀧本・稲葉:意外!

丸山:言ってないよ。うそ言わないでよ~!

勝地:マジマジ! 熱いんですよ!

丸山:面倒くさいね(苦笑)。飲んでそんなこと言うやつ苦手なんだけど…。

勝地:暑苦しい嫌な感じじゃないですよ! この仕事に対する愛情を感じて。いつも俺らがしゃべっているのを聞いてくれている感じなので、意外でしたね。

丸山:飲み過ぎて覚えてないんだよね…(苦笑)。

瀧本:(稲葉とは)学校がもともと一緒だったんですけど、お仕事は今回が初めてで。

稲葉:(瀧本は)紅一点の中で、こんなにバイタリティーがあってノリもよくて。おっとりしていると思っていたけど、ふとしたときの動きのキレが半端ない。

伊藤:あと、声を張る芝居のときの声の大きさはすごいよね。ビックリしたもん。

稲葉:俺もビックリしました。 

瀧本:いや、私もビックリしましたもん(笑)。

伊藤:どういうこと?(笑)

瀧本:すごい声出てるなと思って(笑)。今まであんなに怒る役はなかったんです。

伊藤:あそこは見どころだよね。

瀧本:カットされてたらどうしょう…。

稲葉:それが一番ビックリするわ!(笑)

――最後にあらためてこの作品の見どころと視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします!

勝地:では、ここは主役が(笑)。

稲葉:枕詞のように言わなくていいんですよ(笑)。

勝地:僕はいろんなことにくよくよする時間はもったいない、悩んでいるなら先に行こうっていうタイプで。田村社長も、絶対につらくて下を向きたかった瞬間もあるはずなのに、常に前に進み続けたんだと思うんです。

「それなら俺ももっと頑張ろう!」という意欲が湧いてくる作品だと思いますね。

あと、東日本大震災の話も出てきて。どんな時代になっても、人と人は助け合っていきていかないというのは変わらないと思うので、そこにも注目してほしいです。それを伝えられればと、“主役”は思います。

伊藤:真面目にいいことを言うのが恥ずかしいんですね(笑)。

取材・文=高山美穂