草なぎ剛&ユースケ・サンタマリアが新たに見つけた“遊び場”「なぎスケ!」収録潜入リポ

2020/01/08 07:00 配信

バラエティー

無邪気にはしゃぐ草なぎ剛とユースケ・サンタマリア(C)なぎスケ!製作委員会

1年9カ月ぶりに“なぎスケ”コンビが復活――SNS上にて大きな反響を呼んだこのニュースを受け、WEBサイト「ザテレビジョン」編集部は8、9話の収録に潜入! さらに「『ぷっ』すま」時代から2人を見守る番組演出・飯山直樹氏のインタビューにも成功した。

前後編で送る前編は、Amazon Prime Videoに新たな遊び場を見つけた草なぎ剛&ユースケ・サンタマリアの収録中の表情をリポート。

12月某日、某体育館。そこには、少し前まで火曜や金曜の深夜によく見かけた予定不調和を歓迎するユルい空気と、中学生のようにはしゃぐ2人の男がいた。

「なぎスケ!」は、草なぎ剛とユースケ・サンタマリアのコンビが“夢中になれる”大人の趣味を増やすべく、さまざまな企画にチャレンジするAmazon Prime Videoのリアル型バラエティー番組。

「芸能界を猛スピードで駆け抜け、仕事ばかりしてきた2人は、“心の底から夢中になれるモノ”に出会えてはいなかった!」という触れ込みで、毎回豪華なゲストを招いて彼らの世界を広げていく。1998年10月に「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系)で出会ってから20年以上の付き合いになる2人が繰り出すユル~い世界観が魅力だ。

1月9日(木)、16日(木)に配信される8、9話のゲストは、こちらも2人と長い付き合いとなる千秋。最近ドローンでの撮影に興味を持ち始めたという彼女に付き合い、家電量販店で“Myドローン”を自腹で購入して東京都内の体育館へ。

アドバイザー&助っ人で登場した女子大生ドローンパイロット&レーサーのYouTuber・えりんぬの指導の下、それぞれの性能を確認したところで「目指せ全額返金! ドローン名人への道!」というコーナー名が読み上げられる。

えりんぬによると、ドローンの操縦には性格が出るそう。今回は返金額が500円、1000円、2000円、3000円、5000円という難易度でそれぞれ用意された「正確性」「テクニック」「お色気」「対決」といった課題をドローン操縦技術でクリアしていく企画のため、その傾向は顕著。

また、あるゲームのルールの不備に気付いた3人が、アイデアを出し合ってルールを再設定する様子や、マシントラブルへの対応など、バラエティー番組の撮影というより、放課後に気の置けない友達と集まって遊んでいる雰囲気が漂う。

しかし企画はしっかりバラエティー番組で、それぞれのゲームに細かな工夫が。そして「『ぷっ』すま」時代から一部視聴者の熱い支持を受けていたお色気コーナーも満を持して復活し、女子大生グラドル・☆HOSHINOらが水着姿で登場すると、さらに盛り上がる。

「お色気の度合いによってやる気が違うよ!」「ヘンタイでゴメンナサイ!」と悪びれないユースケを筆頭に、対決しているはずの3人が妙な連帯感でお色気タイムを引き伸ばすこと数度。

ドローンならではの画角やまとわりつくようなカメラワークもたっぷり堪能できる他、さりげないリクエストや感想から草なぎのフェチポイントも何となく分かる(?)のでご期待を。

自分で安価なものを選んでおきながら「剛の(ドローン)性能が良過ぎるからハンデな!」というユースケ。

水着姿のグラビア美女に「すみません見てしまって…寒くないですか?」と正直な草なぎ。そして相変わらず高水準のバラエティー勘と高スペックでひょうひょうと盛り上げる千秋。決着後に、斜め上の理由を付けてポイント獲得ルールを変えようとするユルいやりとりも健在だった。

そんなこんなで、用意された全てのゲームにチャレンジし終えるか、返金額がドローン購入額を上回るまで続ける予定が、半分以上を残して体育館の使用終了時刻に……。

そういった変更にも自主的に臨機応変、十分に楽しんだ表情が印象的。ゲームマスターを担ったユースケによる、熱いメッセージのこもったスタートの掛け声「君に幸あれ!」も注目を集めそうだ。

取材・文=坂戸希和美