<なぎスケ!>飯山直樹氏が語る草なぎ剛&ユースケとの“番組作り”「2人が楽しめる番組のベースを」

2020/01/08 08:00 配信

バラエティー インタビュー

草なぎ剛とユースケ・サンタマリアがとにかく楽しそう(C)なぎスケ!製作委員会

「サザエさん」型日常バラエティーは、地上波からネット配信で変化するか?


そして、今度はAmazon Prime Videoに進出。その経緯が面白い。

「Amazonさんから『「『ぷっ』すま」みたいなバラエティーを作って配信したい』というお話を頂いて。『本当はこの2人で「『ぷっ』すま」をやりたいんだけど』というお話だったので、じゃあ、じゃあじゃあ…と(笑)。非常にありがたいお話でしたね。ずっとチャンスがあればって思っていたので」

2019年12月19日、満を持して配信された「なぎスケ!」の1話は、「『ぷっ』すま」の初回と同じくバーで、店員のユースケと客の草なぎというポジションから始まった。

「そこで何か事が起きて、よしじゃあやりに行こうって出ていく設定だったんです。それをもう一度、原点回帰じゃないですけど、20年たった2人がバーにいるとどんな画になるのかなって。でも、変わってなかったな~。

まぁ、バーやってたころのユースケくんはまだ人気アイドル・草なぎ剛に対する緊張がすごくあったんで、今はそれがなくなって、いい感じで力が抜けたバーテンダーになったかなっていうのはあります」

そこで作った即興の番組テーマ曲に対して「あの、“なななななななななぎスケだ!”っていうフレーズを出したユースケくんは天才だなって思いました。それに笑い転げてる剛くんも天才だなって思いました。フレーズの神様だなって(笑)。くだらない歌なんですけどね」と破顔。

「さっきユースケくんから『オープニング見たけど、僕いいと思います』って言われて、よかったなって思って」とうれしそうだが、当初想定していたOPの絵コンテはジャズが似合いそうな渋くかっこいい方向性だった。

「絵コンテが先で、曲は後だったんで(笑)。それがまー、あ~なっちゃったんで…っていう。OP担当スタッフは『ガビーン!』『おっとっと』って感じですよね。でも、頑張ってくれてよかったと思います」と満足げ。

「昔、インターネットが始まったころは『テレビじゃできないことをやるんだ』みたいなことが言われてましたが、実際はそんなことなくて、『テレビでできないことはネットでもできないよ』というのが現実です。

その中でも、2人のテレビじゃあんまり見せないところを見せることができればいいかなっと思って日々模索しています。たまに、腹抱えて笑う2人がいるんですよ。それを見せたいなって思って毎回やってる感じですね」

そういえば、8、9話の収録でも登場したかなり際どい(いい意味で馬鹿っぽくもある!?)お色気企画も、地上波時代もAmazon Prime Videoでもそう変わらなそうだった。

これについて「ユースケくんがね。ガソリン切れしちゃうんでユースケくんが。ちょいちょい入れていかないと」と真顔で語って笑いを取る飯山氏。

「ユースケくんって、俳優業やMC業が多くて、こういう番組でもないとこういうはしゃぎ方ってできないじゃないですか。それを多少意識して、ユースケくんが楽しいことを考えたらお色気になったっていうことです(笑)。

この番組は「『ぷっ』すま」が好きだった人が見てくれるので、40~50代の親御さんと、その娘さん息子さんが一緒に楽しく家族で見てくれたらいいなと思ってるんです。でも、ちょっとHなことやると男性がグンと上がってたから、引き続き男性にも見てもらいたいですね(笑)」