読売テレビ、キッズステーションほかで放送中の、今期注目のアニメ「花咲くいろは」で主役の松前緒花を演じる伊藤かな恵と、その同級生・押水菜子を演じる豊崎愛生にインタビューを行った。
本作は「true tears」「CANAAN」「Angel Beats!」などを制作したアニメーションスタジオ「P.A.WORKS」の創立10周年記念オリジナル作品で、石川県の温泉街を舞台にした青春”お仕事”ストーリーとなっている。
東京で普通の女子高生をしていた松前緒花。ある日、とんでもない母親のせいで一人祖母の経営する温泉旅館・喜翆(きっすい)荘に住むことに。しかし、そこで待っていたのは期待していた楽しい温泉ライフではなかった。
――演じるキャラクターはどんな女の子ですか?
伊藤「緒花ちゃんは、ある事情で東京から石川県のおばあちゃんが経営する旅館・喜翆荘にお世話になるのですが、訳が分からないうちに旅館で働くことになります。旅館に来て、初めてのことにも前向きに頑張っている女の子です。キラキラしたものを想像したり、お話を考えたりすることが好きなので、周りから見たら不思議ちゃんかも。」
豊崎「菜子ちゃんは、喜翆荘でバイトをしていて、緒花ちゃんと同い年です。人前に出るのが苦手で恥ずかしがり屋です。おとなしい印象を受けるかと思いますが、芯はしっかりしている女の子です。雰囲気はふんわりしていて、おっとりした仲居さんです」
――自身のキャラクター以外で気になるキャラクターはいますか?
伊藤「(緒花の)お母さんが気になりますね。第1話に出てきたとき、インパクトがあって好きになりました。おばあちゃんとの間に何があったのか気になります」
豊崎「話が進むにつれ、キャラクターの分からなかった一面が少しずつ見えてきて、そのキャラクターが好きになっていくんですが、中でも蓮二さんがツボです。喜翆荘の板長で、寡黙でひたすらおいしい料理を出す人なんですが、実は熱いソウルがあるのではとにらんでいます」
――イベントで訪れた舞台の石川県の印象は?
伊藤「建物がきれいで、良い香りがしてきそうな『ホッ』とする感じがして、(石川県を)もっと知りたいと思いました。今度はゆっくり散歩がしたいです」
豊崎「『わあーっ』って叫びたくなるくらい空が広くて、独特な感じがあるところです。帰ってきてアフレコで見た絵には、しっかりその空気感が入っていて感動しました。あと、ブリしゃぶがおいしかったです(笑)」
――高校での緒花や菜子たちの印象は?
伊藤「緒花は旅館にいるときとあまり変わらないですが、東京では流れに身を任せていた
感じから、だんだん自分自身で考えるようになります」
豊崎「民子ちゃんは美少女です。民子と結名が学校でツートップらしく、たぶん菜子が1番巨乳です(笑)」
伊藤「緒花は?」
豊崎「緒花は天然パーマです(笑)」
――最後に作品の見どころを教えてください。
伊藤「高校生が仕事に向き合ってみてお金をもらったときの気持ちだったり、お客さまと向き合ったりと、キャラクターに共感できることが多く、身近に感じられる作品だと思います」
豊崎「実写ドラマのように物語が進んでいきます。特に人間描写や気持ちの流れやしぐさがリアルに描かれているので、親しみやすく感じてもらえると思います。キャラクターみんなが、前向きに一生懸命がんばる姿が1番好きなところなので、実際に悩みがある人は緒花ちゃんたちに投影してみると面白いと思います」
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