「たりないふたり」企画演出・安島隆氏、作家・佐藤満春が語るものとは?『一生に何度も見れるものじゃない』

2019/12/30 13:00 配信

バラエティー

山里は打ち上げでずっとエゴサーチしていたそう(C)NTV


――80分の漫才を見るというのは、見ている側も体力が必要ですね。ライブに来られていたお客さんの反響はいかがでしたか?

安島:いい反響しかなかったです!「すごかった」「面白かった」ってSNSでつぶやいてくださる方が多くて。

佐藤:新しく「たりないふたり」のファンになってくださった方もいらっしゃると思いますが、テレビで放送されていた頃からファンでいてくれるお客さんもたくさんライブにいらしてくださって。

山里さんと、若林くんが年を重ねるように、お客さんも年齢を重ねて、一つのドラマのようなものを感じました。でも、まさか山里さんが女優さんと結婚するとは思わなかったですよね。

安島:「たりないふたり」は2009年から始まったので、ちょうど10年なんです。山ちゃんがすごい方と結婚して…。今回のライブの「たりないふたり」は、ドキュメント性が高かったです。

お互いのことを削り合うような漫才なので、見る側も惹きつけられますよね。

――ライブを終えて、山里さんと若林さんは何かおっしゃってましたか?

安島:山ちゃんは打ち上げで、とにかくご機嫌でした。ずっとエゴサーチしてましたよ(笑)。

あと、二本目の漫才に僕らが想像していた漫才を超えるような、ドキュメントのような語り口のところがあって。「山里亮太」という芸人の部分だけではなく、一人の男性として生きざまを吐露するところがあるんです。

それを吐露できた、ということに対して山ちゃんは、すごく充実感を持っていました。それを引き出してくれたのは、若林くんです。今放送に収めるために編集中なんですけど、その吐露する部分は何度見ても泣いちゃいますね(笑)。

佐藤:舞台では僕と安島さんが上手、下手で反対側の裏にいたんですが、舞台にいる若林くんと山里さん越しに安島さんが泣いているのが見えたんです。僕は、それを見て泣いちゃいました(笑)。