――そんな中の若林さんの反応は?
安島:それは是非、放送を見てほしいです!僕も、実際ライブのときは舞台袖にいたので若林くんの表情は見れてないんです。
でも、編集作業で見たときに「お~こんな顔してたんだ」と思いました。山ちゃんが吐露したことは、「たりないふたり」を知らない方が見ても、「山ちゃんってこういうこと思ってたんだ」って頭にすっと入ってくる漫才になっていると思います。
若林くんはそれを漫才の中で引き出してるんだから、すごいですよね。トークじゃないから「山ちゃん話してよ」って言ってるわけではないですからね。
漫才の中で、山ちゃんが自然な形で吐露していく…。そのために、若林くんがどうやって引き出そうかとか、何を考えていたかは分からないですね。
――「たりないふたり」は本当に、「さよなら」となってしまうのでしょうか?
安島:これも放送を見てほしいです!タイトルにもありますが「さよなら」というのが事実でもありますが、事実とは違う部分もあります。前向きな結末かもしれないです。
これで、明確に終わりというわけではないですね。
――お二人とも結婚されましたが、だからと言って「たりてる」とは言えないですもんね。
佐藤:「独身だからたりてない」「既婚者だからたりてる」ということを、軸としてる二人ではないですからね。価値観の基準がそこにないです。
――では、お二人を見てまだまだ「たりない」と思うところは?
佐藤:ライブが終わった後に、山里さんに「たりてないな」と思ったことがありました。今回、Creepy Nutsがこのライブのために曲を書き下ろしてくれたんです。
MCのR-指定さんは山里さんのファン、DJ松永さんは若林さんのファンなんですけど、主に歌詞を書くのはR-指定さんなんです。
Creepy Nutsがライブを見て楽屋まで来てくれたんですけど、山里さんが「歌詞のバランスが、若林側の分量が多い。なんで(R-指定は)山里側なのに俺のこともっと書かないんだ」って言ってて超ヤバいなと思いました(笑)。
安島:「帰ったら文字数数える」って言ってました(笑)。そういうことがウケを狙って発しているのではなくて、自然に言うんですよ。
佐藤:それってもう、誰と結婚するとか関係ないですよね。あと若林くん、実はこの打ち上げに出ていないんです。「言いたいことは話したし、聞きたいことは全部聞いた」って言ってました(笑)。
安島:舞台上で全部話して、聞いたっていうのは格好いいですよね。
佐藤:そういうところは、まだまだ「たりない」です(笑)。
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