“ホラー映画”好きの小関裕太、「ありがたみや感謝をより感じる」

2019/12/28 14:00 配信

映画

映画「シグナル100」(2020年1月24日・金公開、R15+)に出演する小関裕太撮影=倉持アユミ

宮月新原作、近藤しぐれ作画による同名漫画を実写化し、担当教師と生徒たちの生き残りを賭けた心理戦を描いていく、橋本環奈主演の映画「シグナル100」(2020年1月24日・金公開、R15+)。

学園祭の準備で慌ただしい日々を送る聖新学園高校3年C組の生徒たち。担任教師・下部(しもべ)(中村獅童)に視聴覚室に呼び出された樫村怜奈(橋本)ら36人は、“自殺催眠”暗示の映像を見せられる。自殺催眠発動のシグナルは「遅刻をする」「電話をかける」「涙を流す」など…全部で100種類。 学校から出ることも、外部に助けを求めることもできず、シグナルを発動させてしまった生徒たちが次々と壮絶な死を迎えていく――。

何とか生き残る方法を模索していく樫村を支えようと行動する榊蒼汰を演じた小関裕太に、撮影の舞台裏を聞いた。

みんなで泊まり込んで撮影しました


――映画「シグナル100」の撮影は、いつごろ行われたのですか?

2019年の2月から3月にかけてぐらいです。山奥のロケ地に約1カ月ぐらい、みんなで泊まり込んで撮影しました。生徒が36人もいるので、一人一人の描写を撮るのに時間がかかったのですが、集中して撮影できたと思います。

――小関さんが演じた榊はサッカー部のイケメン部員で、クラスメートに慕われている人物ですが、竹葉リサ監督から役柄についてのリクエストなどはありましたか?

「小関くんのままであって」と言われました、監督には。僕は榊自身よりも、榊と周囲の人の関係性を深めることで、榊自身の人間性が深まるのではないかと思いながら演じていました。榊は人思いで、あまり前に出過ぎずに中立の立場でいたいと思う人ですが、周囲の人が榊を好きで慕ってくれているので気付くと前に立つ人間になっていたりする。そういう風に周囲との関係で、自然と人物像が浮かび上がってくるのではないかと思ったんです。