――クラスの中では瀬戸利樹さん演じる和田もリーダー的存在ですが、和田とのコントラストを意識したりはしましたか?
いえ、僕自身は意識しなかったです。でも、結果的に見る方にはそう映るかもしれないですね。和田と榊が二人で教壇に立つシーンがあって、二人ともリーダータイプではあるんですけど、タイプの違うリーダーであることを感じていただけるのではないかと思います。
――榊はみんなの命が助かるにはどうすればいいのかを考えて行動していきますが、催眠を解くためには自分以外の生徒全員が死ななければなりません。ですので、話が進むにつれて、どんどん本心が分からなくなりました。
疑心暗技が物語のテーマの一つですからね(笑)。皆さんには見ていく中で、果たしてどっちなのか感じていただきたいです。
――生徒役が36人もいると、現場は学校みたいな感じだったのでは?
はい。でも、自分以外の35人とクラスメートのような関係性を作らねばならなかったのですが、リハーサルではバスケ部や和田とのシーンが多かったので、撮影現場ではどんどん会話をするようにしました。
――その中で、橋本環奈さんは演じる樫村そのもののような存在だったと聞きました。
樫村が持っている強さと、環奈ちゃんが持っている芯の強さがリンクする部分があるなと感じたので、僕もピッタリだなと思いました。
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