工藤阿須加の主演ドラマは映画「セブン」のような空気感?「『ブラピだよ!』と言われています(笑)」

2019/12/27 20:46 配信

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ドラマ「連続殺人鬼カエル男」記者会見で、工藤阿須加が自身の役どころ、見どころなどについて語った(C)U-NEXT/カンテレ


工藤阿須加が、主演ドラマ「連続殺人鬼カエル男」(2020年1月9日[木]スタート 毎週木曜夜0:25-0:55、カンテレ)の記者会見に出席。自身の役どころや、見どころなどについて語った。

ブラッド・ピット主演「セブン」のような空気感に?


連続殺人鬼カエル男」は、U-NEXTとカンテレがタッグを組み、宝島社「このミステリーがすごい!」大賞の関連作品をドラマ化する「『このミス』大賞ドラマシリーズ」の最新作。猟奇的な殺人を続ける殺人鬼“カエル男”を追うサスペンスミステリーで、工藤は主人公の新人刑事・古手川を演じる。

本作が地上波初主演作となる工藤。「どの作品の、どの役をやらせていただくときにも大切にしているのは、自分が演じる役を誰よりも愛せるようになること。今回も古手川をなるべく理解できるように、常に考えるようにしています」と、真摯に役と向き合っているという。

その古手川について、「純粋で、曲がったことが大嫌い。考えるより先に体が動いてしまう、猪突猛進な男」と分析。「ただ、その裏側には彼が抱えているトラウマがあるので、ただバカなことをして突っ走っているわけではない。それを分かっているから共感できるし、演じていて楽しかったです」と話す。

役作りについては、「監督には、作品を(ブラッド・ピット主演の)映画『セブン』(1995年)のような空気感にしたいというプランがあるようで、『古手川はブラピだよ!』と言われています(笑)。これまで僕は明るい役を演じることが多かったのですが、今回は“カエル男”という作品の重厚感や緊張感を作り出すように努めました」と説明する。

ときにコントロールがきかない、真っ直ぐな男・古手川と行動を共にし、指導する先輩刑事・渡瀬を演じるのは鶴見辰吾。「お互いに体を動かすのが好き」とあって、鶴見とは撮影現場で話が弾んでいるとのこと。

「鶴見さんとは、筋トレの話でよく盛り上がりました。鶴見さんが『普段、どんなトレーニングをしてるの?』と聞いてくださったり、腕の太さを比べたこともありましたが、鶴見さんの方が太かったです(笑)」と和気あいあいの様子を紹介。

鶴見は今回の刑事役のために体作りに励んでいたそうで、「現場での主食がプロテイン。これほどベテランの方でも、こんなに自分を追い込まれているのかと驚きました」と鶴見のプロ意識に感銘を受けたという。

また、会見では「連続殺人鬼カエル男」という不思議なタイトルにちなみ、「自分を動物に例えるなら“何男”?」という質問も。

これに「イノシシ男」と答えた工藤は、「直球で猪突猛進。『イケる』という確信はなくても、『イケるかも?』と思ったらやってしまう。そういうところは古手川に似ているかも(笑)」と照れ笑いを見せる。

最後に、「サスペンスも楽しんでいただきながら、古手川と渡瀬の関係性や、古手川の成長に引き込まれながら見ていただけるヒューマンドラマ」とアピールする。

2019年は話題作への出演が相次ぎ、朝の情報番組のパーソナリティを務めるなど多忙な1年となった工藤は、この日の大阪での会見が「仕事納め」。

「実は、大阪には友人がたくさんいて、『今年最後の仕事が大阪だよ』と伝えたら、6人ぐらいから『泊まってけよ!』と連絡が(笑)。街を歩くと、おばちゃんが『兄ちゃん、何か見たことある!』と声を掛けてくれたり、アメちゃんをくれたり(笑)。とても温かい、素敵な街だと思います」と、大阪の印象を語った。