30歳から22年間腰痛に苦しんでいた三木だが、ロングブレスをやり始めたことで「ひと月くらい経った時に左足のしびれがなくなった」。さらに2カ月で13.5Kgの減量にも成功し、この体験をダイエット法として紹介した著書が累計238万部の大ヒットとなった。
これまでダイエット法として紹介されてきた「ロングブレス」だが、「実は健康法」だと言う美木。たまたまテレビで石原慎太郎氏の様子を見た美木は、「僕にやらせてもらえないか。一年後に元気に歩けて、左手も使えるようになるのをお約束します」と石原の親しい人を経由して名乗りを上げた。過去に重い症状の人が回復した実例があったのだという。
番組では、医学博士の末武信宏医師監修の下、TBSの駒田健吾アナがメカニズムを解説。長く深い呼吸によって、脳に取り込まれる酸素が増えることで脳細胞が活性化されるという。中居は「緊張しているときとか、深呼吸しましょうというのは理にかなっているんですね」と納得。一度破損した細胞は戻らないが、その周りの神経細胞が活性化されることによって新しい神経が形成され、新たな道筋が作られ脳からの指令が届くようになるという。
美木は「全身60兆億の細胞がありますよね、人間って。その細胞に酸素を送れるのって何ですか?」と聞くと、中居が「呼吸だ!」と回答。「(呼吸)だけでしょ。あと何もないんですよ。脳神経細胞を活性化させるのは呼吸しかないんです」と美木はその言葉に力を込めた。