山田裕貴「人とのつながりで一番大切なのは外見の良さではなく、人の心」<インタビュー>

2020/01/04 09:00 配信

ドラマ


――今回、同時期に2作品のドラマの主演を務めることが話題になっています。もう一作品のドラマ特区「ホームルーム」では、女子生徒を狂愛するド変態ストーカー教師・愛田凛太郎を演じますよね?

山田裕貴主演ドラマ「ホームルーム」が2020年1月23日(木)スタート(C)「ホームルーム」製作委員会・MBS (C)千代/講談社


アドリブなのか、演技なのか演技じゃないのか分からない部分が自分の強みだと思っていて。「本当にこの人こうなんじゃないか…?」って思ってもらえるような変態性が出ていると思います。ポリシーとして、「演技にしない」っていうことをずっとやってきたんです。「僕の中にそういう部分もあるのかもしれない」という部分を引き出して演じている感じです。

ドラマイズム「SEDAI WARS」より(C)「SEDAI WARS」製作委員会・MBS


――俳優としての2020年はどんな1年にしたいですか?

周りから言われる「すごいね」というのと、僕の気持ちの満足度が全然違くて。もっと話題の男にならなくてはと思います。

18歳の時に書いたノートに“28歳で「アカデミー賞」を取る”と書いてあったけど、僕の中でまだまだなんです。漠然としますけど、確かなものにできたらいいなと思っています。「もう超えちゃってるな…、そんなに甘くないな」とも思ってます。

でも、「できる」と思ってやってきたからここまでやってこられたので、これをどう広げられるかだと思っています。

ドラマイズム「SEDAI WARS」より(C)「SEDAI WARS」製作委員会・MBS


2019年、いろいろとお仕事をさせていただく中で、お芝居だけじゃなく人との関わり方や、僕には人を変える力、愛される力があるのかもしれないということを信じさせてもらった現場が多かったんです。

それを演技だったり、人物として魅せることで、皆さんの頭や心に残る人にならないと30代以降はきついだろうなと思っているので、油断しないようにしていたいです。

ドラマイズム「SEDAI WARS」より(C)「SEDAI WARS」製作委員会・MBS


「SEDAI WARS」あらすじ


バトルモードへの変身を遂げた山田裕貴らSEDAIたちが集結したメインビジュアル(C)「SEDAI WARS」製作委員会・MBS


近未来の日本。移りゆく時代の中、国民の間で、世代間のわだかまりと不満が充満し、社会の機能が著しく低下。経済は衰退し、崩壊の一途を辿っていた…。

焼け跡、団塊、バブル、ロスジェネ、ゆとり、ミレニアル…。各世代が、不幸と不運を全て他の世代のせいにして生きている。それが当然の事となり、人々は誰かを信じる気持ちを、思いやりを失った。

そんな中、時の総理大臣・安藤直樹は、日本の時代をどの世代に委ねるのかをバトルで決める大統領決戦「SEDAI WRAS」の開催を宣言。

SEDAI WARS出場者である「SEDAI(セダイ)」に選ばれたゆとり世代の主人公・柏木悟(山田)は、各世代の思いが渦巻く戦いに、流されるがまま参加する。