三谷幸喜が舞台「ろくでなし啄木」で妖艶なサスペンスを描く!

2011/05/02 19:31 配信

芸能一般

三谷幸喜作・演出の「ろくでなし啄木」に出演する藤原竜也(写真右)、中村勘太郎(写真左)、吹石一恵(写真中央)写真:操上和美

ことし7月に50歳を迎える三谷幸喜の作・演出による舞台「ろくでなし啄木」が、2月に東京・天王洲・銀河劇場で公演された模様を、WOWOWで5月4日(水・祝)に放送する。出演は、藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵の3人。

生誕50周年を迎える三谷のことしの活動において、映画・演劇・テレビ・小説の各ジャンルで計7本の新作が発表され、同作はその第1弾に。歌集「一握の砂」を書き、27歳でこの世を去った石川啄木は、病弱で、才能ある文学青年というイメージが浮かぶが、実は金や女性にもルーズで、嘘つきで周囲の人々を振り回していたといわれている。物語は、そんな啄木の生き方と彼に惑わされる男女の妖艶なサスペンス。これまでコメディー作品を多く手掛けてきた三谷だが、同作はサスペンスという自身でも新たな挑戦となる。

藤原と中村は、同作が初共演。三谷のアプローチにより啄木役に起用された藤原は、三谷作品に初出演で主人公・啄木を演じ、二面性のある役に奮闘する。一方、中村は、3人芝居ということで、テンポを重要視してステージに挑戦。さらに、今回が初舞台となった吹石をヒロインに迎え、仲むつまじい男女の中に起きた愛や欲望が渦巻く人間ドラマを展開していく。