芳根京子、若き演技派女優の“四苦八苦”「役が苦しいときは私自身もすごく苦しいんです」<Interview>

2020/01/09 07:00 配信

ドラマ インタビュー

「出演のお話を頂いてとてもうれしかったです」を笑顔を見せる芳根京子撮影=永田正雄


――そんな中、今回W主演のお二人が演じるコタキ兄弟の印象は?

一路さんは、絵に描いたような堅苦しい人ですよね…。後半のある場面で、さっちゃんの感情を伝えたときのお二人の反応が全然違うのも面白くて! 

一路さんはやっぱりお堅い方で、二路さんはめちゃくちゃ適当な方で、その二人がコンビになっているからこそあのレンタル兄弟おやじは強いですよね。

――友達になるとしたらどっちがいいですか?

二路さん!(笑)

――即答!(笑) 適当なのが良い?

自分が二路さんくらいまで適当じゃないときっと一路さんへの対応はできないのだろうなって。さっちゃんを超える適当人間が二路さんだと思っているので、何となく二路さんと一緒にいれば、悩みはないのかなと。小さいことは全部飛んでいきそうな感じがします。

ただ、一路さんと友達になる感覚がぴんとこなくて消去法で二路さんを選びましたけど、もしかして近くにいたら二路さんもうざいのかもしれないですね(笑)。

――兄弟が主役のお話ですが、芳根さんもお兄さんがいますよね。実際のお兄さんはどんな方?

うちの兄は平和主義者です。小学生のときはケンカをしていましたけど、今は絶対にしないですね。すごく仲がいい兄妹だと思います。

――芳根さんにケンカのイメージがないのですが、昔はどういうことでケンカしていたんですか?

主にテレビのチャンネル権争いです(笑)。あとは、何もないのに兄が突然私のことを蹴ってきて、ケンカが始まるみたいな。どこのご家庭にもある兄妹ゲンカがありましたね。

すごく多かったわけではないですけど、ありました。ただ、兄が中学生になった頃からはなくなりました。

――何かきっかけがあったのですか?

ちょうど兄が反抗期を経て変わった気がします。反抗期の時期は逆に何もしゃべらなかったので、ケンカもしようがなかったですね。

私だけでなく、兄は家族の誰ともしゃべろうとしなかった時期があったんですけど、反抗期が終わってからはすごく仲良くなりました。

――コタキ兄弟のように、お兄さんと“共同作業”のようなことは?

兄とは買い物に行きますね。私が「いいな~!」と思って見ていた鞄の色違いを兄が持っているということもありました。

それで色違いの鞄を買った覚えがあります(笑)。でも、恥ずかしいのか兄は私が使っているのを見てから使ってないですけど…。

――ちなみに、お兄さんといくつ離れているんですか?

学年で4つ離れています。1歳2歳の差ではないので、妹としては雑に扱われています(笑)。 

――雑って…(笑)。

あ、“適度に”雑に扱われています(笑)。