<試写室>「うるしやま家6男6女14人大家族」涙腺決壊必至!見る者を惹きつけてやまない大家族ドキュメント

2020/01/08 05:46 配信

バラエティー

【写真を見る】叱られて泣きだした五男・碧(あみる)くんの元へすかさず駆けつけて慰める、一つ年上の六女・月姫(まりん)ちゃん。まるで天使!(c)フジテレビ


番組では他にも、家族それぞれが尊敬し合い、お互いを思いやる様子が描かれていく。三女の美心(みおん)ちゃんと四女の菜夢(なゆん)ちゃんが、スタッフに家族を紹介する際、自分の兄弟姉妹のことを「優しい」「かわいい」と褒めまくったり、五男・碧(あみる)くんが叱られて泣いていると、一つ年上の六女・月姫(まりん)ちゃんが駆けつけて優しく慰めてあげたり。はたまた、四男の瑠(あいる)くんと美心ちゃんが、小学校に入学を控えた五女の空蘭(そらん)ちゃんを子ども部屋に呼び出して、小学校生活の心得をみっちりと叩き込んだり(※ちなみにこのときの空蘭ちゃんのリアクションは絶品)。かと思えば、長女の海音(かのん)ちゃんと次女の柚杏(ゆあん)ちゃんが、家を出た兄の葵くんに代わって、弟や妹のために率先して家事を手伝うようになったり。

そんなほっこりシーンが出てくるたび、子どもを持つ視聴者(※筆者を含む)は、「どんだけ仲いいんだよ、うるしやまさん家(ち)」と、うらやましさに身悶える。そして溜息交じりにこう漏らすのだ。「どうやって育てたら、こんな優しい子になるんだろう」と。

というわけで、子どもの育て方に悩み迷っているお父さん(※筆者は含まない…とは言いきれない時代がもう目の前まで来ている)やお母さんは、ひとまず見ておいた方がいい。少なくとも、この番組がきっと何かしらのヒントを与えてくれるはずだ。

もうすぐ小学校に入学する五女の空蘭(そらん)ちゃんを呼び出し、小学生の心得を伝授する(笑)、四男・瑠(あいる)くんと三女・美心(みおん)ちゃん(c)フジテレビ


事ほど左様に、見ているだけで元気が出てくる「うるしやま家」シリーズ。両親の亨さん・佳月さん夫妻をはじめ、家族一人一人の無垢な人柄が一番の魅力であることは言うまでもないが、この番組が放ち続けるポジティブなオーラは、取材スタッフの“目線”によるところも大きいのではないだろうか。親と子の冗談交じりのやりとり、子どもたちの他愛ない口げんか。どれも些細な日常の一コマに過ぎないのだが、どの場面も実に活き活きとしていて、見る者を惹きつける。それは何よりも、スタッフが皆、この家族のことを愛情をもって見つめていることの証しなのではないか。「この家族の進む先には、必ずや輝かしい未来が待っている」。彼らは心からそう信じているに違いない。そして、その信念の熱量が、説得力のある映像を生み出しているのである。

(右から)スタジオで感動のVTRを見守る松嶋尚美、薬丸裕英、梅津弥英子アナウンサー(c)フジテレビ


加えて特筆すべきは、スタジオで取材VTRを見守るゲストの薬丸裕英松嶋尚美、そして進行役を務める梅津弥英子アナウンサーの3人の存在。彼らのリアクションが、番組の空気をよりポジティブなものにしているのだ。とりわけ、5人の子ども(+美人の奥様)を持つパパタレントの薬丸は、秀逸な子育て論を次々と展開。エンディングでは、「(わが子が)赤ちゃんのときは手をかける。幼少期には目をかける。そして社会人になるときには、〇をかける」という究極の名言を披露して、松嶋と梅津アナをうならせるのだった。「〇」に入る言葉を知りたい人は、ぜひオンエアをご覧あれ。

「ぜひ親子で見てもらいたい! でも『うるしやま家の子どもたちみたいにお手伝いしなさい』という比較はダメ!」とは薬丸裕英の弁(c)フジテレビ


「うるしやま家6男6女14人大家族 密着598日!ママも涙!涙! 大家族初めての巣立ちスペシャル!!」は、1月8日(水)夜9:00~10:48、フジテレビ系にて放送。

文=花房ハジメ