西條和、海乃るり、白沢かなえ、天城サリーが語るアニメ「22/7」への想い!「アニメの放送が『22/7』にとってのターニングポイントだと思ってる」

2020/01/08 17:00 配信

アニメ インタビュー

「22/7」のメンバー・海乃るり、白沢かなえ、西條和、天城サリー(左から)。撮影中に決定した“ナナニジポーズ”でパシャリ撮影:石塚雅人


1月11日(土)より放送がスタートするアニメ「22/7」(毎週土曜夜11:00-11:30、TOKYO MXほか)。同作では、秋元康総合プロデュースによるデジタル声優アイドルプロジェクト「22/7」(ナナブンノニジュウニ)の知られざる結成秘話を描く。

そんな、「22/7」のメンバーで、滝川みうを演じる西條和、戸田ジュンを演じる海乃るり、丸山あかねを演じる白沢かなえ、そして藤間桜を演じる天城サリーにインタビューを実施。

アニメの見どころや楽曲について、そして活動3年目を迎えるユニットとしての目標について語ってもらった。

――1月からいよいよアニメがスタートします。放送が決定したときのお気持ちを聞かせてください。

西條:2019年7月に行われたイベントで、この1月から放送と正式に発表されて、私はこれまでずっとアニメのためにレッスンをしてきたので、今までの全てをこのアニメに出さないといけないと思って、個人的にはすごくプレッシャーを感じました。

これまでたくさんの方に支えていただいて、ファンの方からも楽しみにしてるよというお声をいただいているので、「ここで頑張らなきゃな」と覚悟を決めた瞬間でもありました。

海乃:私は声優になるのがずっと夢だったので、夢が一つ叶って本当にうれしかったです。

こんなにすてきなメンバーたちとアニメのアフレコができるのが楽しみなのですが、アニメが放送されることで、これからは“プロの声優”の一人として頑張っていかなければいけないんだなと身が引き締まる思いでした。

白沢:2019年の7月に発表されてから1月の放送までの、半年の期間で「『22/7』が動き出すんだな」と感じましたし、アニメが放送されることが丸山あかねちゃんという配役が決まったときからずっと楽しみにしていたので、すごくうれしかったです。

アフレコでは丸山あかねちゃんというキャラクターについて、ますます考える時間になりました。

天城:アニメ自体はプロジェクト発足当初から発表されていたのですが、放送時期が決定するまでに、2年間の時間が空いてしまったので、ようやくアニメになって動いているキャラクターたちを皆さんにお届けできるということがうれしかったです。

でも、同時に2年間待っていただいたファンの方たちに、待っていたかいがあったと思ってもらえるくらいの作品にしなければいけないって不安と緊張がありました。

作中のセリフに「自分が実際にいったセリフが採用されている」とエピソードも披露撮影:石塚雅人


――西條さんは今作で主人公ということで、人一倍のプレッシャーがあったのではないでしょうか。

西條:主人公演じてみて、セリフ量が思ったより多いなというのが率直な感想でした。

メンバーの中では私が一番、アニメに無知でしたし、演技力にも自信がなくて「こんな私が主人公でいいのかな…」という不安な思いでした。

それでも今は「とにかくひたすら頑張らないと」という思いでいっぱいです。

アフレコではキャラクター愛が爆発!「ありがとう、『22/7』にきてくれて!」って思いました撮影:石塚雅人


――海乃さんは、夢だった声優としてのアフレコでは、どういったところに難しさを感じましたか?

海乃:これまでも演技レッスンを受けていたのですが、実際のアフレコ現場では演技だけではなくて、マイクワークやディレクションにどう対応していくかとか、本当にたくさんのことを臨機応変に処理しなくてはいけないんです。

アフレコは毎回、難しくてヘトヘトになるほど疲れるのですが、すごく楽しかったなと思えるほどやりがいがあります。

アニメについて「『丸山あかねちゃんは、こんなことを考えていて、こんなことを言うんだ』というのがわかってうれしくなりました」撮影:石塚雅人


――これまでもキャラクターを演じてきたと思いますが、アニメでの演じ方の違いや意識したポイントは?

白沢:これまでは「22/7 計算中」という番組をずっと続けてきていたのですが、「計算中」では演じるというよりは、結構“素の私たち”がしゃべっているという感覚でした。

でも、アニメでは台本がきちんとあって「丸山あかねちゃんは、こんなことを考えていて、こんなことを言うんだ」というのが、ますますわかってうれしくなりました。

「22/7」というグループについて天城は「このグループがみんなにとってのホームでありたい」と明かした撮影:石塚雅人


――アニメでは、今まで明らかにされていなかった「22/7」結成の秘話、“はじまりの物語”が描かれますが、台本を初めて読んだときの感想などはありますか?

西條:みうちゃんのセリフの中に「やりたくないことを、しにきました」というセリフがあるのですが、その言葉はデビューしたときくらいに、取材で実際に私が話していたことなんです。

私自身、アイドルという自分とは真逆のことに挑戦して、自分を変えようと思ってこの世界に飛び込んできたので、私とみうちゃんの重なる部分がたくさんあって、もう言葉を発するのが苦しいと思うくらいのセリフがたくさんあったのですが、台本を読んであらためて、みうちゃんを演じられてよかったなと感じました。

海乃:初めて台本を読んだときは、「ジュンちゃんはこういうキャラクターだったんだ」とあらためて気付くことがたくさんありました。

元々、15歳という年齢の子で、これまでも子どもっぽく演じていたのですが、私が思っていたよりもっともっと子どもっぽいキャラクターだったんだってわかったし、ジュンちゃんが生きた15年の過去をきちんと知ることができました。

ジュンちゃんは根本に「どんなことでも楽しもう」という気持ちがあって、楽しんだ上で感情を爆発させているキャラクターなんだなというのも知れましたし、もう「ありがとう、『22/7』にきてくれて!」って思いました(笑)。

「こういう発言は、過去にこういうことがあったからなんだ」と知ってもらえるきっかけにもなりますし、ファンの皆さんにもキャラクターたちを早く見てほしいです。

白沢:アニメではキャラクターたちのバックボーンになる部分が描かれていて、丸山あかねちゃんの幼少期の頃も描かれるのですが、そこで今のあかねちゃんの性格を形作るエピソードがあるんです。

あかねちゃんってよく感情がないと言われるのですが、いろいろなことを考えて、いろいろな苦労があって、今のあかねちゃんになったんだなというのを知ることができて、よりいとおしくなりました。

天城:私が演じる藤間桜ちゃんは、想像以上に優しい子だなというのを感じました。

(阿保孝雄)監督からもディレクションで「あんまり優しくし過ぎて、“女神様”みたくはならないでね」と言われるくらい優しい子なんです。

天真らんまんでフリーダムな感じも残しつつ、きちんと周りの空気も読んで場を明るくする、でも優し過ぎないという、演じてて難しい子で、いつも苦戦してます(笑)。

関連番組