福本伸行の大ヒット漫画を藤原竜也主演で映画化したシリーズ最新作「カイジ ファイナルゲーム」(1月10日[金]公開)。典型的なダメ人間だが、極限状態に追い込まれると抜群の勝負強さを発揮する主人公・カイジ(藤原)が、映画オリジナルの4つのゲームに挑む。
今回、カイジと対決する首相首席秘書官・高倉浩介役の福士蒼汰にインタビューを実施。これまでのイメージとは異なる、クールなエリートの“ヒール”を演じる福士に、撮影の舞台裏を聞いた。
――「カイジ」シリーズに出演することについて、心境をお聞かせください。
「カイジ」の世界に入れるのはとてもうれしいですし、カイジと対峙(たいじ)することができて、本当に興奮しました。前作から9年ぶりということですが、そのころの自分はまだ高校生でしたから。何だか不思議な感じがします。
――演じる高倉は、政府がもくろむあるプロジェクトの中心人物という役どころですが、どのようにとらえていましたか?
高倉は悪い人に見えがちですが、彼なりの信念を貫いている男なんです。そこがすごく魅力的で、楽しく演じられました。自分の中では、悪役という意識は特にしていません。映画「無限の住人」(2017年)、「ザ・ファブル」(2019年)でもこういうポジションはやりましたが、今回は現代劇で、彼は社会的な男。
初めて見せる役になるのかなと思うので、皆さんの反響は気になるところです。
――高倉の性格で、ご自身にも通ずるところはありますか?
合理主義者だけど感情で動いてしまう部分があるところは分かる気がします。合理的に動きたいけれどそうはならない、基本は理性で自分を作っているけど、真ん中にある感情が意外と強い、というところは似てるかもしれません。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)